WAVE「来年に繋がるクリスマスに…」ホールワンマンへ意気込み、響かせる3人の歌声
INTERVIEW

WAVE「来年に繋がるクリスマスに…」ホールワンマンへ意気込み、響かせる3人の歌声


記者:村上順一

撮影:

掲載:18年12月20日

読了時間:約12分

グランプリ獲得で得た自信、リスクのなかで受けたオーディション

――これまでにたくさんのライブをされてきていると思いますが、印象に残った出来事はありますか?

SEN 12月25日の初ホールワンマンもこれからの思い出になります。

MASA 僕らは毎年、グループとしてのコンセプトを立てているんです。それもやっていくうちに変わっていくんですけどね。今年は「アルバムを出そう」や…。

SEN ライブの「規模は大きくしよう」とか。

――そのコンセプトはクリアできていますね。

MASA 嬉しいことにそうですね。そうした中で印象に残っているのは…。

SEN 岡山じゃない?

YASU 岡山県で開催されている4000人規模の音楽フェス『MUSIC TRIBE』があるんですが、僕らが憧れているアーティストが多く出るイベントで、2年前から「出たいね」とは言っていました。それで今年、オーディション(バトルオーディション『Road To MUSIC TRIBE』)が開催されるということで、それに勝ち上がればフェスに出られるから「応募しよう」となって。いろいろと条件があるんですが、出られるかどうか微妙だったなかで受けて、歌が上手いグループがたくさん出ているなかで、東京代表に選ばれて出ることができました。

MASA いや~、リスクがあるんですよ。そのオーディションは応募資格にプロアマを問うてなくて、僕らは歌には自信があるんですよ。でも、プロとしてこの時期に受けて、確実にトップになれるかといったらガチンコ勝負だから保証されていないんですよ。もし落ちたら、そのリスクは大きい。だけど、落ちた場合はどうするか考えないで突き進んだ感じです。とりあえず受けようと皆で決めて。でも何度言いますが、リスクが高すぎてこの時期に受けるようなオーディションではなかった。だから、死に物狂いで頑張りました。

SEN 岡山、大阪、東京の3会場ぞれぞれで競って、3組が本線に出られるイベントなんです。3000組が応募したから単純にみても1000分の1の確率。それで東京代表に選ばれたんですが、それは嬉しかったですね。

MASA グランプリを獲ったことは僕らにとって大きなことでした。でも、グランプリが発表されるとき、僕はぎりぎりまでひねくれていましたからね(笑)。ずっとYASUに向かってこれ落ちたらどうするの?」「大切な時期なのに」「落ちた時のことを考えておけよ」と突っつくように言っていたけど、グランプリ受賞者の名前に「WAVE」が読み上げられた時、「よっしゃーーー!」って誰よりも喜んでいたのは僕でしたから。もう完全に手のひら返しです(笑)。

SEN でもそれぐらいのリスクがあったんですよ。

MASA これで落ちたら…という。そこまで作り上げたものが全て崩れるから。プライドもありますし、プロモーション的にマイナスになりかねない。なのにYASUは平然とこういうものを持ってくる。YASUはたまにこういうビッグウェーブをブッこんでくるんですよ(笑)。

SEN その副賞で、そのフェスの実行委員長でもありプロデューサーのLugz&Jera(ラグズ・アンド・ジェラ)さんが楽曲プロデュースをしてくれるんです。「BIG WAVE」というんですが、これも12月25日のライブで披露する予定です。

――YASUさんは意外なものを持ち込んでくるんですね?

MASA そんなのばっかですよ。

――一番のトラブルは?

MASA 結成して初のワンマンです。開催1週間前に事故りました。

SEN 原付と。

MASA 徒歩で、相手がバイク。慣れない朝ランをしていて。コーラを飲み過ぎて絞らないといけないとうことで朝ランして、角を曲がった時に配達のバイクと「バチン!」と当たって。

SEN 入院するような怪我だったのに…。

MASA その日にスタジオ入りをする、一番大事な最後の詰めの時。それでSENと僕がスタジオに入ったら、YASUが先に来ていて「おはよう!」と言いながら彼を見たら、ボコボコの顔で。

SEN その顔で「会場使用料の支払いに行ってきた」って。それはいいけど「どうしたの? その顔?」と。その前に「病院だろ!」って。

MASA ほんまびっくりして。「事故った」って…「え? それで来たん? 無理やろ」と。病院は、YASUは「リハがあるから入院は嫌だ。だから来た」と。「そんなのできるか?」と言い返したけど、「大丈夫」って言い張るから、やってみたけど、やっぱり様子がおかしい。結果的に病院に行くことになったんですよ。

SEN 事故った時に言えばいいのに、言わない。YASUは言わないんですよ。

――責任感が強いのかもしれないですね。

MASA それがないんですよ。といか責任感が違う方向になっている。だから言ってほしいんですよね、対処できるから。入院はしなかったけど、体は大丈夫だったけど、顔が…ってどういう状態で事故ってるんだよって(笑)。ひとりでサングラスして。結局、ギリギリに治ったけど。だから、12月25日のライブもきょうあたりが怖い。

YASU 辞めて下さいよ(笑)

MASA ちなみにマネージャーは今年ぎっくり腰をしているし…。

――MASAさんとSENさんは?

MASA 真面目だからぼくらはない。

SEN 注意しているから。

MASA 生態が違うから(笑)。ここ(YASU)とここ(マネージャー)とはね。

マネージャー 初めてこの組み合わせになったよ…(笑)。

この記事の写真

記事タグ 

コメントを書く(ユーザー登録不要)

関連する記事