巴山萌菜「出会いの縁を大切にしながら一緒に人生を歩んでいきたい」新たな始まりの一歩
INTERVIEW

巴山萌菜「出会いの縁を大切にしながら一緒に人生を歩んでいきたい」新たな始まりの一歩


記者:長澤智典

撮影:

掲載:18年12月14日

読了時間:約15分

大好きな歌を歌い続けたくて音楽に携わっています

巴山萌菜

――3曲目に流れるのが、「スターゲイザー・ダイアリー」になります。

巴山萌菜 「スターゲイザー・ダイアリー」と「Home again」は、同じ時期にオカチオリカさんに作っていただいた楽曲になります。「スターゲイザー・ダイアリー」が生まれたのは、ソロシンガーとして活動を始めて一年後くらいの時期。元々、歌い上げるバラードが好きなので、まさにわたしが求めていたような楽曲を作っていただけました。

わたしは大好きな歌を歌い続けたくて音楽に携わっています。だけど、いくら大好きなことでも、大好きな音楽なのに、「今は触れたくない、今は聞きたくない」という風に思うときも正直あります。きっとみなさんの中にも、大好きなことなのに、それに触れたくないなと思うときもあると思います。そういうときに、聴いてくれる人の心へそっと寄り添って、ほんの少しだけ背中を押してあげられる、そんな歌をうたいたくてオカチオリカさんに「スターゲイザー・ダイアリー」を作っていただきました。

――「スターゲイザー・ダイアリー」はまさに、触れた人の背中をさりげなくポンッと押す楽曲ですよね。

巴山萌菜 わたしの歌を聞いてくれる皆さんと同じ気持ちになりたいなと思って歌をうたうのですが、まさに「スターゲイザー・ダイアリー」は、そんなわたし自身の想いをひと言ひと言しっかり歌詞に込めた歌になりました。この歌は、わたし自身の心に響く歌でもあります。

――「スターゲイザー・ダイアリー」の絵は、ryuga.さんが手がけました。

巴山萌菜 ryuga.さんの作品の「コラボ動画」の画像はイラスト表現になります。セリフのある漫画とは異なり、一切言葉を使わないで、イラストだけで登場人物の想いを伝えています。この動画は時の流れが大切に描かれていて、きらめく星空や流れる川が、登場する人たちに語り掛けるように寄り添って、想いが伝わる作品になっていると思います。

――4曲目は、「スターゲイザー・ダイアリー」と同時期に作った「Home again」になります。

巴山萌菜 「Home again」もオカチオリカさんが手がけてくださいました。楽曲は、すごくドラマチックですよね。後半へ進むにつれて盛り上がっていって、最後に輪唱になってゆくところもお気に入りです。しかも、最後に最初と同じメロディーに戻るので、曲がずっと繰り返していくように感じさせるところも印象深い歌です。

「Home again」は曲も藤谷一帆さんの描いてくださった漫画も、過去の自分と向き合う姿が、自分とすごく重なって見えました。とくに「漫画コラボ動画」は、観るたびに号泣です。そうなってしまうのも、過去の自分を思い出せるからなのかなと思います。

――そこ、とても気になります。

巴山萌菜 誰もが大人になるにつれ、大切なことをどんどん忘れてしまいます。忘れないとしても、気持ちの隅っこのほうへ追いやってしまうこともあると思います。だけど、「Home again」を聞くことや「漫画コラボ動画」を観ることで、その気持ちを思い返すことが出来ます。そこが、わたしは好きなところです。

――「Home again」というタイトル通り、この歌は大切な気持ちを思い出させてくれますからね。

巴山萌菜 「Home again」はまさに、わたしの気持ちを初心に戻してくれる歌になりました。わたしもそうですが、聞いてくれる人たちも、いつも身近にいるような大切な人のことを大事に思える歌になっていたらいいなと思います。

「Brand New Days」を通し一歩踏み出すことで、こんなにも素晴らしい景色が広がることがみなさんにも伝わったらなと思います。

――5曲目を彩ったのが、とても軽やかな「Brand New Days」になります。

巴山萌菜 「Brand New Days」はライブでも安定の一曲と言いますか、歌うとすぐにその場に温かい空気が生まれ、心地好い盛り上がりを生み出してくれる曲になりました。「Brand New Days」を聴いて「心に輝く明日が生まれる」と思ってもらえるような、皆さんに元気を届ける曲になったらなと思って歌っています。

――雲七紅さんの描いてくださった「コラボ漫画」は、心が晴れるように景色がモノクロからカラーに移り変わってゆく様を表現しています。

巴山萌菜 そこが素敵ですよね。映像も、すごく可愛いです。登場するのは、一歩勇気を踏み出そうとしている女の子と、彼女と一緒にいる猫ちゃん。気持ち一つで人は変われることを描き出しています。きっかけは、自分自身から思いつくことも、まわりからもらえることもあって、そんなきっかけで一歩踏み出すことで、それまで観たことのない素晴らしい景色が広がるということがみなさんにも伝わったら嬉しいなぁと思います。

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