MVでは感情を出し切って撮影

――そして今回も「アゲインストザペイン」のリリースに合わせ、「第２回BiS.LEAGUE」がスタートします。

ゴ・ジーラ　このメンバーとしてやることをしっかりやらないことには、その先のBiSへ繋げることが出来ないと思います。まずはその意識を持つべきで。だから、期間中も絶対に気は抜けないです。同時に、「BiS.LEAGUE」を面白くさせるためにも、目の前のことに一生懸命立ち向かう気持ちも強く持っています。

――「アゲインストザペイン」は、気持ちをグッと熱く高ぶらせる、とても胸熱な楽曲ですよね。

ゴ・ジーラ　むちゃくちゃ良い曲です。歌っているとすごく気持ちも入り込むし、ここまでBiSとして活動をしてきた日々のことも思い返せるし、再結成前のBiSの歴史を作り上げてきた人たちの顔や巻き起こしたいろんな事件のことまで思い出します。BiSの歩みをずっと見続けてきた松隈ケンタさんだからこそ、書ける楽曲だなと感じました。同時に、色んなことを巻き起こしてきたからこそ、こうやってBiSが続いていて、これからも続いていく。そんな意識を感じさせるのがこの曲だと私は捉えています。

――これまでにも色んなことがあれば、これからだって待ち受けている。それでも強い意志を持ってBiSは突き進むという想いも投影しているように感じます。

アヤ・エイトプリンス　「アゲインストザペイン」は、BiSとして売れたい曲と言いますか、BiS1stの４人で飛躍していきたい楽曲にしたいなと思います。私は、冒頭の＜見慣れた景色にサヨナラを　気持ちついていかなくても　辛いことも楽しいことも全部味わったね＞というところを歌わせて頂いています。私自身も「見慣れたいろんな景色にさよならしてきたなぁ」と思い返しながら歌っていました。しかも、その経験を力にしていこうとサビで歌っているように、＜過ごした日々全部捨てないさ＞という気持ちを持って活動もしています。

パン・ルナリーフィ　聞いてくれた誰にだって当てはまる想いを書いている歌だなと私は思っていて。私は＜あの日やってきたこの道に　いくつも思い出溢れてる　戻りたいような戻りたくないような＞という歌詞が好きなんです。BiSに加入してまだ１年くらいですけど、その中でさえいろいろ体制も変わりました。ファンの人たちの中には、昔のBiSの面影を今に投影して見てくれる人たちもいるように、BiSとして活動をすることで、私たちもまたBiSの歴史の歩みを強く感じることは多いです。

　だからと言って、あの頃のBiSに戻るのではなく、今で言うなら、このBiS1stが新しくBiSの歴史を作っていく役割を担っていて。だからこそ私は、自分の経験も踏まえ、過去を乗り越え新しくBiSを作りあげようという気持ちを、この歌を通して抱くようになりました。

――過去に戻りたい瞬間はありませんか？

パン・ルナリーフィ　「戻りたいなぁ」とフッと思う瞬間はあります。でも、実際には戻れない…だからこそ、そういう気持ちを消して頑張っていこうと思うし、「アゲインストザペイン」がそういう気持ちにもさせてくれます。

――トリアエズ・ハナさんは、どんな気持ちで「アゲインストザペイン」を受け止めていますか。

トリアエズ・ハナ　「色んな気持ちに当てはめられる歌詞だなぁ」と思いました。それが、これまでのBiSの歴史だったり、自分の今まで重ねてきた経験だったり。私自身にもリンクする気持ちがたくさんあるので、ぜひ聞いた人たちも自分の気持ちと重ね合わせてもらえたらなぁと思います。とにかく、ホントに素敵な曲だからもっともっと広めていきたいです。

ゴ・ジーラ　歌い出しから結構ヤバいです。この曲を聞く度に泣いちゃいそうになるし、ライブで歌う度に涙が込み上げてしまいます。でも今はまだ泣くときじゃないし、お客さんたちにも、まだ泣いている姿を見せるのは違うと思うので今は気持ちを抑え、「自分たちもBiSと向き合いながら戦っていく」姿勢をしっかり伝えようと歌っています。

――今回のミュージックビデオは、まさにメンバーの感情を投影した内容になっているように感じました。

ゴ・ジーラ　撮影の時も、監督さんに「内に秘めた感情の全部を、ここで見せてくれ」「気持ちを堪えて歌わなくていいから」と言われたこともあり、私は感情のストッパーを外して撮影していたこともあって。何度も涙がこぼれ、その度にメイクさんには迷惑をかけていました。「アゲインストザペイン」を聞く度に涙がこぼれてくるから、「もう曲を流さないで」と思いつつ。それでも歌は流れるので、何度も何度も泣きながら撮影をしていました。

トリアエズ・ハナ　私は涙を流すまではなかったですけど、感情を全部出し切りながら撮影をしていましたし、４人とも感情を出し切りながら撮影しました。