演歌歌手の竹島宏が22日、東京・マハラジャ六本木で、同日配信リリースした「恋町カウンター」(ディスコバージョン)のお披露目会を開催。イベントには今年デビュー50周年を迎えた水木一郎もゲスト出演し、会場に集まった130人を超えるファンの前で“恋町ダンス”を一緒に披露。水木は「紅白に出て下さい」と、竹島の『NHK紅白歌合戦』出場に期待を寄せた。

 「恋町カウンター」は、3月14日にリリースされた曲。その振付“恋町ダンス”のレッスン動画をYouTubeの公式チャンネルに上げると、話題となり8月27日付のオリコン週間シングル演歌・歌謡曲ランキングで1位を獲得するなどヒットを続けている。今回は、同曲をより踊れるディスコバージョンにアレンジして配信限定でリリースした。

竹島宏

 会場にはハロウィーンの季節に合わせ、仮装した観客も訪れていた。お立ち台に竹島が現れると大きな歓声に迎えられた。竹島は「皆さんの世代にあったバージョンを作ってみようと、皆さんが若い頃に六本木でブイブイいわせていたんじゃないかと思って、ディスコバージョンを作ってみました」と今回の新バージョンについて語る。

 そして、同曲をお立ち台で恋町ダンスを踊りながら披露。シンセ音とビートの効いたサウンドで生まれ変わった同曲に観客も一緒に踊りながら盛り上がった。

恋町ダンスを披露する水木一郎、竹島宏

 さらに、竹島がテレビで雄叫びを聞いた時から心を鷲掴みにされたと話す、憧れの水木が登場。水木は「いい曲だね。さわりだけでもダンスを教えて下さい」と竹島に懇願し、恋町ダンスのレッスンを受け、2人で再び同曲を披露。一体感のあるステージを見せた。

 お披露目会後には、報道陣による囲み取材に2人が応じた。お披露目会を終え、竹島は「全国の皆さんが集結してくれて嬉しかったです」とステージを振り返った。

 水木は「私も50年歌っていますが、彼も50年歌っていけると思います。声がいいし、可愛いし、何より人が良い。『恋町カウンター』も子ども達に踊ってもらえる曲だから、運動会などの催しに向いているんじゃないかと思います。是非、紅白に出て下さい」と絶賛。年末の『NHK紅白歌合戦』の出場にも期待を寄せた。

水木一郎

 歌手生活50周年を迎える水木。「(米歌手)トニー・ベネットさんは90歳になっても現役で歌っているので、とりあえず最年長現役歌手を目指そうかなと思っています」と今後の目標について語った。また、竹島に対し「ストレスをためないこと。歌っていれば、ストレスも発散されるし、ファンの方々にもエネルギーをもらえるので自然体でいることですかね」とアドバイスを送った。【取材・撮影=松尾模糊】

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