中川翔子「地球が回る限り続いて欲しい」アニメソングの愛を語る

『アニメフィルムフェスティバル東京2017』の開会式に登壇した左から吉岡茉祐、井上あずみ、中川翔子、水木一郎、田中公平
タレントで歌手の中川翔子(32)が13日、東京・新宿地区で開催される『アニメフィルムフェスティバル東京2017』の開会式に出席。中川は、アニメが持つ力と役割を語ってから「これからも地球が回る限りアニメ、アニメソングが続いていって欲しいと心から願っています」と力説した。
『アニメフィルムフェスティバル東京2017』は、アニメフィルムフェスティバル東京実行委員会が主催するアニメフェス。一般社団法人日本動画協会が日本のアニメ100周年を記念して立ち上げたプロジェクト『アニメNEXT_100』が目指す「アニメのチカラを世界へ」をコンセプトに掲げている。
13日~15日までの間、東京・新宿エリアの映画館で、最新作や名作のイベント上映がおこなわれるほか、アニソンライブやコラボイベントなども催される予定だ。
同フェスには、公式ソング「翼を持つ者~Not an angel Just a dreamer~」があり、このソングを、総勢23組のアーティストが歌唱している。その中から代表して中川翔子、水木一郎、井上あずみ、吉岡茉祐と、楽曲の制作総指揮と作曲を担当した田中公平氏がこの日の開会式に出席した。
公式ソングを制作するにあたり、田中氏は「日本を代表するアニソン文化を、レーベルの垣根を越えて(アーティストが)集まった曲が出来ないかなとずっと思っていて。今回、その事を日本動画協会さんにお話しした所、御賛同頂きまして、それで今回作ることになりました」と制作の経緯を説明。
完成した楽曲に関しては「苦労もありましたけど、完成してしまえばその苦労も全て忘れてました。PVの時に23組の素晴らしいアーティストさんたちが集まられたとき、もうここまで来て私の役目は終わった。後はアーティストさんがどのように表現して歌うかと。その出来上がった曲を聴いたときに、人知れず涙が出ました。感動させて頂きました」と万感の想いを明かした。
レコーディングを水木と共にした中川は「夢のようなレコーディングの時間でした。ワンテイクずつが、世界中に轟くような兄貴の素晴らしい歌声を生で見させて頂けただけではなく、後輩の事を見守るように私の歌を『もっと! もっと! こんな風に! もっとだZ!』と優しく愛のムチでディレクションをして下さいました」と感動した様子。
続けて「東京オリンピックを目前にした今この瞬間に、アニメ100周年を迎えて、アニメ100周年という歴史の尊さ、そして積み重ねてきた世界中を笑顔で繋ぐというアニメソングの素晴らしさ、それが今地球の日本の文化のターニングポイントにあるんだという証が、この楽曲が生まれた事によって永遠に地球に刻まれる事が素晴らしい出来事です」と熱く語った。
そして「国境と世代を全てを越えて一つになれる瞬間がある、それを動かす力がアニメソングにはあるという事を(日本だけでなく世界に)届いて欲しい。本当に素晴らしい曲が生まれました。これからも地球が回る限りアニメ、アニメソングが続いていって欲しいと心から願っています。素晴らしい時代に生きて立ち会う事が出来て幸せです」とアニメの役割を力説した。
楽曲を歌唱した水木は「『Weare the world』じゃないですけど、そんなものがアニソン歌手の中で出来ないかな?って思っていた所に、このような話しを頂きました」と経緯を説明。
続けて「デモテープを聴いたときに素晴らしい楽曲で、一度聴いたら頭の中をずっと巡っていて。作詞も良いし、曲を良いしっていう事でとても気持ち良いです。日本の隅から隅まで、そして海外まで届けばいいなと思っています」と国境を越えて広がってほしいと話した。【取材・撮影=橋本美波】
- テープカットをするもよう 左から吉岡茉祐、井上あずみ、中川翔子、水木一郎、田中公平
- 中川翔子
- 『アニメフィルムフェスティバル東京2017』の開会式に登壇した左から吉岡茉祐、井上あずみ、中川翔子、水木一郎、田中公平
- 吉岡茉祐
- 井上あずみ
- 水木一郎
- 中川翔子