新しい風が吹いた、UNCHAIN 挑戦が詰まった「LIBYAN GLASS」
INTERVIEW

新しい風が吹いた、UNCHAIN 挑戦が詰まった「LIBYAN GLASS」


記者:平吉賢治

撮影:

掲載:18年09月28日

読了時間:約18分

『LIBYAN GLASS』吉田昇吾・人生初作曲のリード・トラック

――今作の中核となるテイストは?

谷川正憲 UNCHAINは22年やっているんですけど、今回は初めての出来事が起きまして。リード・トラックの「Libyan Glass」はドラムの吉田が作ったんです。これが吉田人生初の作曲で、いきなりこれを出してきてみんな超びっくりするという。

――初めて作曲したとは思えないほどの内容です。

吉田昇吾 びっくりさせたかったんです。

谷川正憲 何でもっと早く作ってくれなかったんだという(笑)。

吉田昇吾 作れるとはあまり思っていなかった部分があって。コードとかもわからないですし。

谷川正憲 楽器はドラムしかやらないしね。昔、エレクトーンやってましたけど。

――吉田さんのドラムプレイは歌心があると感じるのですが、それが作曲面で開花したのでしょうか。

谷川正憲 昔からメロディの良い曲が好きなんだよね?

吉田昇吾 うん。最近特にドラムとかをあまり聴かないかもしれないです。メロディを聴いちゃいます。やっぱりドラマーだとドラムを聴くことが多いと思うんですけど。

――作曲をしようと思ったきっかけは?

吉田昇吾 みんなをびっくりさせたかったんです(笑)。たくさんの人に聴いてほしいというのもあるんですけど、まずはメンバーをびっくりさせたかったというのがありますね。22年という長い間やっているので、そういう刺激が欲しくなると言いますか。

谷川正憲 今回10枚目のフルアルバムで、10年連続出してるんです。常に制作に追われている状況で、その中でUNCHAINの音楽志向的にも「挑戦をやめたくない」というのがあって。変わり続けたいということが常にあります。新しい刺激、新しい風をどうやってこの4人の中で吹かせていくかというのがいつも課題です。その中で今回はこれ以上ないくらいの新しい風が吹いたと。

――しかもリード・トラックですものね。みなさんびっくりしましたか?

谷浩彰 しましたよ。ウワァと思って…。

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