原因を自分に向けた時に殻を破れた、メロフロート　葛藤も音楽に

ファンキー加藤との出会い

DJ KAZUMA

――そういえば、先日、仙台で元FUNKY MONKEY BABYSのファンキー加藤さんにバッタリお会いしたみたいですね。

Yu-Ki　そうなんです。仙台から福島に移動する時にエスカレーターですれ違いまして。しかもちょうど真ん中あたりでドラマのような感じでした。すぐに僕らは下に降りていって。

――憧れの人にお会いできて良かったですね。

Yu-Ki　めちゃくちゃ嬉しかったです。僕はちょっと緊張しちゃいましたけど（笑）。

――写真でお２人は満面の笑みでしたからね。

KENT　幻じゃないかと疑いましたから。夢のようでした。

――「悲しみなんて笑い飛ばせ」をカバーしたことで生まれた縁ですね。数あるFUNKY MONKEY BABYSさんの曲からこの曲をカバーしようと思ったのは？

Yu-Ki　KAZUMAが入るか入らないかぐらいの時に、３人で一曲やってみようとなって、その時にFUNKY MONKEY BABYSさんの「恋の片道切符」をカバーさせて頂いたんです。その時の自分たちの感覚も周りの反応も良くて、その曲がきっかけで３人になったという経緯があるんです。「僕は走り続ける」を出した後はひとつ新しいことをしてもいいタイミングかなと思いまして、今年の一発目のシングルということもあってその中でFUNKY MONKEY BABYSさんをカバーしたいと思いました。

　なぜ数ある曲の中でこの曲を選んだのかというと、関西では悲しみを笑いに変える精神みたいなものがあるんです。FUNKY MONKEY BABYSさんは東京で僕らは関西ですけど、同じ曲でも自分たちのカラーに変えられる曲ってないかなと探した時に、「悲しみなんて笑い飛ばせ」がピッタリだなと。

――確かにその精神にピッタリですね。FUNKY MONKEY BABYSさんを知ったきっかけは？

Yu-Ki　そうなんです。僕が初めて買ったCDはFUNKY MONKEY BABYSさんの「Lovin' Life」という曲で。『ミュージックステーション』（テレビ朝日系）で歌っているのを聴いて、「Lovin’ Life」と「恋の片道切符」を買ったのを覚えています。

DJ KAZUMA　僕はその当時、部活で野球をやっていたのでアルバイトも出来なくてお金がなかったので、ケータイの「レコチョク」や「LISMO」とかでFUNKY MONKEY BABYSさんの曲をよく聴いてました。