シャウトファンにはたまらない「Taking you out」
――2曲目の「Taking you out」なのですが、直訳すると私を連れ出してとなるのですが、その意味で受け取っても大丈夫ですか?
高嶋 楓 大丈夫です。生活していて嫌なこととかあるじゃないですか? その嫌な現状から連れ出してあげるよという思いが込められています。
――これはゴリゴリのラウドサウンドでいきなり今田夢菜さんのスクリームから入ってくるアグレッシブなナンバーで、びっくりしました。いきなりシャウトから入る曲はなかったですよね?
高嶋 楓 イントロがあってスクリーム、シャウト系で入る曲はアルバム『ZENITH』にありましたけど、いきなり入るのは初めてだと思います。
――この曲は今田さん、いつも以上に大変そうですよね。
大上 陽奈子 私も最初聴いた時、シャウトのパートが多いなと思いましたから。比較したら普通の歌パートよりシャウトのパートの方が多いぐらいで。
高嶋 楓 今まででも一番多いと思います。今田のシャウトファンにはたまらないと思うので、ライブでもたくさん披露出来たらなと思います。
――高嶋さんもこの曲で今田さんとのコール&レスポンスでシャウトされてますよね?
高嶋 楓 そうでした! 忘れてました(笑)。
――今田さんが辛そうな時は、高嶋さんが助けることも可能ですよね。
高嶋 楓 昨年、今田が休んでいた時に「Club Kids Never Die」という曲のシャウトの掛け合いパートを1人でやったんですけど、息が持たなくて大変だったので、シャウトの掛け合い部分は2人でやりたいです(笑)。
――今後は高嶋さんのシャウトパートも増えていきそうな感じもありますか。
高嶋 楓 この曲はシャウト曲で変化を持たせたいというところで、掛け合いが生まれまして、それは平地さんの気まぐれなので、どうなるかはわからないですね。平地さん次第です(笑)。
――Auto-Tuneを適用する箇所も平地さんの感覚なんですよね。(※Auto-Tuneはピッチを補正するプラグイン。極端な設定することにより通称“ケロる”という独特な音色を作り出すことが可能)
高嶋 楓 そうなんです。今回もガッツリ掛かっているところと、掛かり方が薄いところがあって、そのバランス感覚も良いんです。
――この曲はミュージックビデオ(MV)も公開されていますが、その中でスマホでカーレースゲームをされていますよね。
高嶋 楓 スマホゲームの『Asphalt 9. Legends』とコラボさせていただいていまして、それをMVでもプレイしています。
大上 陽奈子 ハマっちゃいました。
――ちなみにゲームはプライベートでもやりますか?
大上 陽奈子 私はゲームは普段はあまりやらないです。
高嶋 楓 私と南はよくやりますけど、確かにひなこがゲームやってるの見た事ないかも。
――でも、高嶋さんもあまり車のゲームはやらないですよね?
高嶋 楓 やってました! 中学生の時、ゲームセンターでドリフト決めてました(笑)。
大上 陽奈子 私は女の子向けの着せ替えゲームをやった事があるくらいです。なので、『Asphalt 9. Legends』のようなスピードが出るゲームは下手くそで…。
――レースゲームとか難しいですよね。MV撮影で印象に残っているシーンは?
高嶋 楓 枕投げ! 枕には中の紙吹雪が飛び出しやすいように傷が入っていて、その舞った紙吹雪が口の中に入って大変でした。
大上 陽奈子 そこまでは「真剣に戦っているような感じで」と指示されていたんですけど、枕投げのシーンは「笑っても良いよ」とのことでした。あのシーンはみんな本気でぶつけあって楽しかったです。
――あのシーンにはどのような意味合いがあるんですか。
高嶋 楓 ゲームで決着がつかないモヤモヤしたものを表現したシーンになっています。あと、今回も「Ray」と同じように円になって踊っているんですけど、ダンスパートが多いのでそこも見どころです。膝をつくところがあるんですけど、そこを何回も撮ったので膝が青タンだらけになって、ライブでどうしようか今悩んでいるところなんです。
大上 陽奈子 毎回ライブでやってたら、また青タンだらけになりそう(笑)。
――本当に体張ってますよね。歌詞のお気に入りポイントはありますか。
大上 陽奈子 南(菜生)が歌っているパートで<愛されたいと叫んで >のところなんですけど、本当に心の底から叫んでいる感じで、そこが印象的でした。PassCodeがみんなに愛されたいと強く願っている感じがすごく出ていて。
――MVでも熱いですよね。高嶋さんのお気に入りポイントは?
高嶋 楓 今田が歌っている<Ca-ca-ca-ca-ca-ca-CRASH!!!>のところです。こんなにひとつの文字を連続で言うなんてこれは新しいなと思いました(笑)。振り付けも言葉のリズムに合わせてるので、そこもポイントです。あと、ひなこが歌っている最後の<鮮やかな この世界なら>というところも好きです。それまで社会に対してぶつけていたのに、最後は希望を感じさせる言葉で終わるというのが良いなと。
大上 陽奈子 私は楓ちゃんが歌っているところなんですけど、<必要な自信がなくて 幸せを比べてる>です。歌詞も好きなんですけど、そこで雰囲気が変わって無機質で人形っぽくて、1曲の中でアクセントになっていて好きなところです。
――この曲も作詞はKonnieさんで。
大上 陽奈子 そうです。いつもは事務所の社長が書いてくれていたんですけど最近、もっと幅を広げたいとのことで、違う方に書いてもらうことが多くなりました。
――確かに幅や世界観は広がりますね。気が早いですが次のアルバムがどのような感じになるのか楽しみになりました。徐々に制作に入ってるんですか。
高嶋 楓 まだ具体的には決まっていないんですけど、平地さんは私達の知らないところで常に曲を作ってくれているので、水面下ではアルバムに向けて動いているとは思います。












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