仲間を一人でも多く、First place ストリートで800回歌った先
INTERVIEW

仲間を一人でも多く、First place ストリートで800回歌った先


記者:榑林史章

撮影:

掲載:18年08月31日

読了時間:約13分

バラードはより気持ちを乗せられる


──「さだめ」は胸に響くバラードです。メジャーデビュー曲と言うと普通は勢いのあるものが多い気がしますが、バラードでデビューというのは珍しいと思いました。

RYOMA 珍しいとよく言われます。でも自分たちの声のいいところが、一番生きるのがバラードだと思っています。

──作詞作曲は、乃木坂46さんの楽曲も多く書いている杉山勝彦さんです。

RYOMA ご縁があって、ずっと応援していただいています。いつもお会いすると、音楽の話よりもプライベートの話が多いくらいで。

KENTO 人生相談に乗っていただいているみたいな(笑)。僕らのことを気に掛けてくれて、杉山さんから電話をくださったりとか、すごくかわいがっていただいています。今回この曲がTVアニメ『名探偵コナン』のエンディングテーマとして起用していただいて、僕たちとしても一つ恩返しが出来たと思っています。

TAIHEI 歌詞は、ファンの方に向けた気持ちもありますけど、すべての愛と言うと大げさかもしれないけど、いろんな意味に当てはめて聴ける曲じゃないかって思います。例えば自分の好きな人への気持ちと重ねることが出来るので、ウェディングソングとしても聴くことが出来るし。聴く人によって、いろいろな聴き方が出来る素晴らしい曲です。

RYOMA 事務所の先輩DAIGOさんの「KSK」に続く、ウェディングソングとして認められたいですね。

──こういうバラードが得意ということですか?

RYOMA ストリートライブ時代からバラードを歌うことが多くて、自分たちの気持ちを乗せやすいのは、やっぱりバラードですね。

KAITO でもキーが高い曲なので、最初は苦戦しました。何とか頑張って、書いてくださった杉山さんの気持ちに応えるために努力して、今は気持ち良くと言うと少し違うかもしれないけど、気持ちをしっかり乗せて歌うことが出来ています。

KENTO 最後のサビで転調するところは、歌詞の感情が上がるところで、キーも一気に上がるから、実際にすごく感情が入るんです。それですごくエモーショナルに聴かせられるから、そこは聴かせどころだなって思います。細かいかけ合いもあるので、4人だからこその魅力が出せていると思います。

KAITO けっこうハモリが多い曲なので、ボーカルグループならではのハーモニーも聴かせどころですね。

──歌詞には<記念日>と出て来ますが、みなさんにとっての記念日は?

KAITO メジャーデビュー日である8月29日が、僕らにとって記念日になると思います。毎年その日に「さだめ」を歌えるように頑張りたいです。それに僕自身も、<今日は僕らにとっての大事な記念日になったね>と言う歌詞が、一番好きです。リリースイベントでは、僕たちの歌を初めて聴いてくれた人に向けて、「今日が記念日になったね」と気持ちを込めて歌っています。

──また、カップリング曲の「TREASURE TRAVEL」は、ラップパートもあってライブで盛り上がるようなナンバーですね。KAITOさんが作詞を担当していますが。

KAITO もともとメンバーの中で僕が作詞作曲の担当で、Shinnosukeさんに書いていただいた曲に、僕が歌詞を書きました。デビューシングルに入る1曲ということで、いろんな困難が待ち受けてるだろうけど頑張って行こうとか、これから旅に出かけよう! という気持ちを込めています。ファンに向けた曲であると同時に、自分たちにとっての自己啓発ソングでもあります。

 いただいたメロディにラップは無かったんですけど、個人的にラップに挑戦したかったのもあって、是非入れたいとアイデアを提案させていただきました。韻の踏み方など勉強しながらラップの歌詞も書かせていただいたので、そういう初々しさやチャレンジ精神が伝わったら嬉しいです。

TAIHEI メンバーの作詞なので、自分たちのこととして意味を噛みしめながら歌うことが出来ます。

KENTO オシャレなワードがたくさんあるので、歌っていても楽しいです。ラップの前に<チャップリン>が出てくるところが好きです。

KAITO チャップリンは喜劇王と呼ばれる存在で、どんなに孤独で寂しくてもチャップリンみたいに笑っていようと歌っています。歌詞は、電車内とか移動中にスマホでメモをして、それをまとめる形で書きました。

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