中川大志、愛してやまないアントマンとの対面に感激
宮川大輔と中川大志、ポール・ラッドとエヴァンジェリン・リリーが21日、都内で開催された、マーベルスタジオ最新作『アントマン&ワスプ』の東西横断スペシャル・ファンミーティングに出席した。この日は、メガホンを握ったペイトン・リード監督も登壇した。
身長1.5センチのヒーローコンビを描いた映画。主演のポール・ラッドとエヴァンジェリン・リリー。ペイトン・リード監督は前作『アントマン』(15)に続いてメガホンを取った。同イベントでは、FBI捜査官ウーの吹替えで、マーベル作品の吹替えに初めて挑戦した宮川と、マーベルヒーローのなかでもアントマンが一番のファンだという中川がタッグを組み、来日ゲストに次々と質問するというコーナーが設けられた。
この日のために質問メモまで丁寧に用意した中川が、「身長1.5センチのヒーローを演じるにあたって、その目線をイメージするような役作りは?」と尋ねると、ワスプ役のリリーは、「一度あるシーンで、監督がグリーンの巨大な太ももを作ってくれたわ。そのおかげで自分がどれだけ小さくなったかわかって、顔を見上げるとどうなるかの演出してくれたの」と回答。
アントマン役のラッドも、「時々、目線が行くべきところにテープを貼ってくれてね。巨大な足で踏み潰されるような状況などと説明を受けるので、それでイメージできたよ」と撮影秘話を明かすと、中川は「僕も身長15センチの女の子と恋をする物語をやったことがあって、難しかったです」と、自身の主演ドラマ『南くんの恋人~my little lover』を例に返答。するとラッドが「質問するまでもないじゃないか(笑)」とツッコミ、会場では笑いが起きていた。
また、宮川は、お笑い芸人ならではの質問。笑いが多めの本作について「その演出やアイデアは、どう生まれて、世界共通の笑いを意識したシーンは?」と質問すると、リード監督が「脚本を練っている段階で、自分たちがファンとしてまず観たいものを連ねていくという作業をするよ。その後、アクションなどを作っていく」と製作過程の様子を説明。するとラッドも「自分が面白いと思うことが究極的に他人が面白いと感じるものになって伝わっていくよね? 芸人もそうでしょう?」と返して、宮川も納得していた。
そして、「ヒーローを演じる上で大切にしていることは?」と中川が聞くと、「その役柄の人間性を意識して演じているの。特に超人的な瞬間でも、彼女自身が不安を感じていても同じことなの」(リリー)、「何十年も愛され続けているキャラクターを演じることは光栄で、大勢のファンもいるね。そこで自分なりのキャラクターを作りたいけれど、こういう場合は原作をリスペクトすることが大切なのさ」とスタンスを説明していた。
MCによる、気になる次のアベンジャーズに向けての質問に対しては、リード監督が「『アベンジャーズ4』については、僕から話せることはないけれど」と前置きした上で、「ただ、ここで起こることがインパクトを与えることはあるだろうね。これでいいかな?(笑)」と冷静にコメント。ラッドも、「そうだね(笑)エンドロールが終わる最後の最後まで必ず観てもらうと、いくつか気になっている問いの答えがあるかもしれないよ(笑)」と、マーベル作品ではおなじみのエンディングへの期待を煽っていた。来日一行は23日に大阪方面へ向かい、プロモーションを続行する。
映画『アントマン&ワスプ』は、8月31日(金)全国ロードショー。(取材・撮影=鴇田 崇)













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