蘭寿とむ、森星、谷原章介

 モデルの森星が2日、俳優の谷原章介、元宝塚トップスターの蘭寿とむとともに、都内でおこなわれた、映画『オーシャンズ8』の完成披露試写会イベントに出席。映画のスペシャルサポーターにも就任した森は、映画の感想などと共にサポーター就任前にニューヨークのイベントで出くわした、運命的なハプニングなどを明かした。

 『オーシャンズ8』は、大胆でスタイリッシュな犯罪チームの活躍を描いた『オーシャンズ』シリーズの第4弾作品で、8人の女性による犯罪チームが、ニューヨークで行われるファッションショーで強奪計画を実行する姿を描く。監督は『ハンガー・ゲーム』などを手がけたゲイリー・ロス。出演にはサンドラ・ブロック、ケイト・ブランシェット、アン・ハサウェイ、ミンディ・カリング、サラ・ポールソン、アウクワフィナ、リアーナ、ヘレナ・ボナム・カーターらが出演している。

森星

 この日は谷原の紳士的なエスコートで迎えられ会場に登場した森。以前も谷原と対面を果たしていたことを振り返りながら「そのころはまだ右も左もわからない状態でしたけど、“ラビング”(lovin:愛情のこもった)な部分で緊張を解いてくれまして。今日もこうやってエスコートしていただけるとは思わなかったけど、映画の中の雰囲気を味わいましたね」と谷原の気遣いに感謝しながら、丁寧なエスコートにご満悦の様子。

 森は、映画の印象について「もともとメットガラ(注釈※)というイベントが舞台になるということは聞いていて、私もファッションに携わる仕事をしているので、その部分にフォーカスして見ていたけど、その期待を上回るファッションというか。悪いことを企む女性というのも昔から憧れを持っていて、そういうスタイルの映画も好きでしたし」と好印象の様子を語る。

 また映画のそのゴージャスな雰囲気にちなみ「今までで一番ゴージャスな体験は?」とたずねられると、森は今年ニューヨークでおこなわれたメットガラに出席する機会があったことを告白、知人が一人もない状況で緊張し、おまけに酒を飲みふらつきながら会場を出ようとした際に『オーシャンズ』シリーズで主役を務めた俳優のジョージ・クルーニーにぶつかるというハプニングに出くわしたことを回想する。

蘭寿とむ、森星、谷原章介

 そして「その(メットガラに出席したという)経験のおかげで、自分も頑張らなきゃとすごくいい機会になりました。クルーニーはすごく紳士的で“さすが”と思いましたし…一生の反省プラス一生の自慢として、みんなに自慢しちゃったんですけど」と当時を振り返りつつ、今回シリーズ最新作のスペシャルサポーターに抜擢された経緯を改めて「つながっているなと思って。今年はすごくいい年です」と感慨深く語った。

 また森はこの日、劇中で実際にハサウェイが着用した、“オーシャンズ”のターゲットとなった実物のネックレスとともに、華やかなドレスで登場。「映画にちなみに盗みたいと思うものは?」とたずねられた谷原は「今日この美しい星ちゃんを見たら、この胸元のものを盗みたい」とコメント。森もその言葉に合わせ「リアル“オーシャンズ8”やりますか?」などと続け、会場を沸かせる。そんな森は、同じ質問に対し「最近姪っ子が生まれて、めっちゃ可愛いから誘拐しようかと思います」と回答、今は姪にメロメロな様子を見せる。

森星

 さらに、スタイリッシュな映画の雰囲気にちなんで「これまで会った人の中で、カッコいいと思われた女性は?」とたずねられると、森は本作にも出演している女優で、先述のメットガラでも目撃したというハサウェイを挙げ「芯から出てくる美しさというものを兼ね備えているな、と。もちろん外見的な美しさもあったけど、立っているだけでも醸し出している“ちゃんと地に足がついている女性だ”という感じは、すごく憧れました」と深く関心を寄せている様子を見せる。

 さらにもう一人の憧れの女性として、森は自身の母親を挙げ「すごく女性として憧れていて。若いときに日本に来て、5人も育ててくれて、やっぱりカッコいい女性だなと」と母への憧れを明かしていた。

 ※メットガラ(MET GALA)は、US VOGUE編集長アナ・ウィンター主催による世界最大規模のファッションの祭典。毎年5月最初の月曜日にニューヨークのメトロポリタン美術館で開催される。各界の名だたるセレブが集い、その装いに全世界のメディアが注目するファッションイベント。(「VOGUE JAPAN」オフィシャルサイトから)

【取材・撮影=桂 伸也】

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