Sexy Zoneに対し、4人組ロックバンド神はサイコロを振らないのVo.柳田周作が「桃色の絶対領域」という楽曲を提供、そして2021年10月9日放送のNHK『シブヤノオト and more FES. 2021』でコラボパフォーマンスが実現した。背景には、同番組での過去の運命的な共演があった。

 2021年3月21日、NHK『シブヤノオト』に神はサイコロを振らないが出演。その際に「Sexy Zoneのイメージ調査クイズ」と銘打たれた企画が行われることに。他2組の同世代アーティストを交えたトークセッションが行われた。コーナーの司会にSexy Zoneの菊池風磨を迎え、次々に繰り出され半ば大喜利と化していったSexy Zoneに関するクイズやお題に対し、柳田を中心とした神サイメンバーは至って真面目に取り組みながらもその回答は個性際立つものになっていた。

 2問のクイズを終え、スタジオの空気もアットホームになってきたところで企画は最終問題。そのトークテーマこそが「今のSexy Zoneをイメージして曲を作るなら、どんなタイトルにする?」という、後にSexy Zoneと神はサイコロを振らないを直接結びつけるきっかけとなる問題だった。

 今思えば、前述のクイズ2問への「神サイ」メンバーの回答や、Vo.柳田の独特な笑い方に対する出演者達のリアクションを通して、壮大なオチに向かうための助走距離は十分に取れていたのかもしれない。そして迎えた最終問題に対して「神サイ」のメンバーが出したフリップには「桃色の絶対領域」という、およそアイドルが歌って踊る楽曲のタイトルからは、かけ離れているであろう曲名が。Sexy Zoneのファンである「セクラバ」達の言葉を借りるのなら「トンチキ」な文字列が並んでいたのだ。これに対しスタジオでは「提供する気ないでしょ」というツッコミや、フリップに書き添えられたイラストを指摘するなど愛に溢れたイジりが続出。番組はその後、各アーティストのパフォーマンスを経てエンディングへ。

 実はその頃、SNS上では番組の感想がリアルタイムで投稿されるとともに、その中には「#桃色の絶対領域」というハッシュタグが数多く見られたのだ。またたく間にその数は増加し、ついにはTwitter日本トレンド上位に名を連ねた。放送終了後も数日の間は同ハッシュタグがトレンド欄に残っており、その反響の大きさを物語っていた。

 こうした数多くの声を受けて、「桃色の絶対領域」はVo.柳田によって作詞・作曲され、ついにSexy Zoneへの楽曲提供が実現したのだ。この情報は2021年6月25日に解禁され、再びTwitterトレンドに登場すると、またたく間に日本トレンド1位に、さらには世界トレンド7位にまで上る勢いを見せた。その後も柳田は自身のTwitterアカウントでSexy Zoneや「桃色の絶対領域」について言及。同グループに対するTV番組でのコラボ出演を熱望するなどして「セクラバ」や「神サイ」ファンの注目を集めていくことになる。

 そして2021年8月4日、「桃色の絶対領域」もカップリングとして収録されているSexy Zoneの21stシングル「夏のハイドレンジア」がリリースされた。楽曲に対する感想はSNS上で飛び交い、グループ・バンドの垣根を超えたファン同士の交流も多く見られた。

 2021年9月27日、Sexy Zoneが2021年10月9日NHK『シブヤノオト and more FES. 2021』に出演することが発表。「セクラバ」や「神サイ」ファン達によって「Sexy Zoneと神サイのコラボが実現するのでは?」という予想した多数量のツイートが投稿され、両者のファンの士気は再びトレンド欄への登場という形で現れたのだ。出演が報じられていないにも関わらず、トレンド入りを果たすほどの「桃色の絶対領域」への期待値は高まる。

 10月9日NHK『シブヤノオト and more FES. 2021』でSexy Zoneが「桃色の絶対領域」歌唱時、1コーラス目はSexy Zoneメンバー4人のみのパフォーマンス、その後対面のステージに彼らが移動したところ、ステージ上で同曲を演奏する神はサイコロを振らないがサプライズで登場。ついに半年をかけたストーリーにより、コラボが実現。またたくまにトレンド入りし、「#セクゾと神サイの絶対領域」は世界のトレンドランキングおよび日本のトレンドランキングで1位の「#シブヤノオト」と並んで2位となり、ネット上でも多くの反響が起きる形となった。

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