森山直太朗がブレイクするきっかけとなった「さくら」が、日本人が思い浮かべる「さくらソング」ランキングで昨年に引き続き1位に選ばれた。音楽情報誌「CD&DLでーた」が10代~30代の男女を対象に実施したアンケート調査で明らかになった。調査期間は3月2日~3日、有効回答数は2079人だった。

 同誌が行ったアンケート「さくら(桜)と聞いて思い浮かべる、思い出の“さくらソング”は?」。その1位に選ばれたのは森山直太朗「さくら」、2位はケツメイシ「さくら」、3位は福山雅治「桜坂」だった。

<さくら曲ランキング(総合)>
1位:さくら/森山直太朗
2位:さくら/ケツメイシ
3位:桜坂/福山雅治
4位:桜/コブクロ
5位:SAKURA/いきものがかり
6位:サクラ咲ケ/嵐
7位:Sakura/嵐
8位:SAKURAドロップス/宇多田ヒカル
9位:さくらガール/NEWS
10位:桜ノ雨/absorb feat.初音ミク
11位:桜/Janne Da Arc
12位:桜/河口恭吾
13位:千本桜/黒うさP feat.初音ミク
14位:桜の時/aiko
15位:Sakura/レミオロメン
16位:桜の花びらたち/AKB48
17位:CHE.R.RY/YUI
18位:サクラサクミライコイユメ/yozuca*
19位:花唄/TOKIO
20位:桜流し/宇多田ヒカル

 「CD&DLでーた」編集部は以下の通りに、アンケート結果を取りまとめている。

 総合ランキング上位には、定番の「さくらソング」が並ぶ結果となった。1位は、昨年に続き「さくら」(森山直太朗)。2位は「さくら」(ケツメイシ/昨年4位)、3位には「桜坂」(福山雅治/昨年2位)がランクイン。“春を感じさせる”、“卒業式で歌った”など、上位3曲ともに、男女問わず、多くの人たちの支持を集めた。

 昨年の調査ではランクインしていなかった楽曲にも注目してみたい。

 7位の「Sakura」(嵐)は、2月25日にリリースされたばかりの新曲。“歌も踊りもサイコーにカッコイイ”(10代・女性)、“今観ているドラマの主題歌”(10代・女性)、“最近発売されてよく聴いている”(20代・女性)など、人気グループの最新作。10~20代を中心に、非常に女性人気の高い。

 女性人気というところでは、ほかにも9位の「さくらガール」(NEWS)、11位の「桜」(Janne Da Arc)、19位の「花唄」(TOKIO)にも、女性票が多く集まった。

 この3曲はいずれも最新の楽曲ではないが、“この曲を聴くと、さくらと学校の風景を思い出す”(10代・女性/NEWS「さくらガール」)、“本当に大好きなアーティスト。この曲の中に出てくる桜は少し切ないながらも優しい曲です”(20代・女性/Janne Da Arc「桜」)、“桜が咲く時期、TOKIOの武道館ライブに行ったことを思い出す”(30代・女性/TOKIO「花唄」)といったコメントが寄せられた。

 アーティスト人気が高いという理由もあるものの、それぞれの思い出とともに、大切に聴かれ続けてきた楽曲であるともいえる。

 一方、男性票が集まったのは、18位「サクラサクミライコイユメ」(yozuca*)と、20位「桜流し」(宇多田ヒカル)だ。

 「サクラサクミライコイユメ」(yozuca*)については、“好きなアニメの主題歌だから”(20代・男性)、“アニソンを好きになったきっかけの歌。初めて聴いた時衝撃を受けた”(20代・男性)などの声が寄せられました。また、「桜流し」(宇多田ヒカル)については、“あまり春や桜とは関係ないが、好きな作品の主題歌になっていたから”(10代・男性)、“(「人間活動」として音楽活動休止中だったので)いきなりの発表でインパクトがあった”(10代・男性)といったコメントが挙げられた。

 どちらの楽曲も、桜にまつわる思い出というよりは、楽曲の良さや聴いたきっかけがフックとなっているところが面白い点だ。

 今年リリースされる最新の「さくらソング」としては、「桜の季節」(EXILE ATSUSHI/2月4日リリース)、「桜ひとひら」(MISIA/2月18日リリース)、「サクラミチ」(東方神起/2月25日リリース)などがある。これらの曲が来年のアンケートに入ってくるのかも見どころの一つともいえる。

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