左から湖月わたる、観月ありさ、春野寿美礼

 観月ありさが8月1日、東京・セルリアンタワー能楽堂で『座・ALISA Reading Concert vol.II「キセキのうた」~私たちの今を歌おう~』の製作発表会見をおこなった。会見には、元宝塚歌劇団トップスターの湖月わたると春野寿美礼が出席。『松任谷由実 楽曲集』を原作に歌と朗読、ダンスのエンターテインメントを融合した悲喜劇を演じる観月。「ユーミンさんのコンサートに行った時にバイタリティと勇気をもらった」と話す。また、40代となった今も変らぬプロポーションを保つ観月はジム通い3カ月で体脂肪6%を落とすことに成功したと言い「20代の時の体脂肪に戻したんです!」と胸を張った。

 『座・ALISA Reading Concert vol.II「キセキのうた」~私たちの今を歌おう~』は、昨年12月に観月が発起人として立ち上げた「座・ALISA」が名作や名曲を軸に今を生きる女性たちに勇気と感動を伝える、歌とドラマ仕立ての構成によるシリーズの第2弾。26日~9月30日にかけて東京、大阪、愛知の3カ所で開催される。今回は観月のほか、湖月と春野が出演し、『松任谷由実 楽曲集』を原作に歌と朗読、ダンスのエンターテインメントを融合した悲喜劇を披露する。

歌を披露する観月ありさ

 会見では同公演でも歌唱予定の松任谷由実「ANNIVERSARY」を3人で歌唱。ハリウッドでも話題になった映画『ドリームガールズ』を意識したという金色のドレス姿に神聖な舞台のため足袋を着用した3人が、しっかりとした力強い歌声を会場に響かせた。

 春野は「華やかで40代にエールを送る公演にしていけたら」と言い、湖月も「3人で奇跡のようなユニットが出来ればと思っています」と意気込んだ。

 観月は「タカラジェンヌのお2人に出演頂き、光栄です。ユーミンさんのコンサートに行った時にバイタリティと勇気をもらったんです。それで、まだまだ40代も頑張れるよと同世代、そして色んな世代の方々にも頑張っている姿を見て頂いてエールを送れるようにとこの舞台を旗揚げしました。今回はユーミンさんの曲を元に歌ったり、ダンスをしたりして展開したいと思っています。よろしくお願いします」と今回の公演への想いを語った。

 春野は、初共演となる観月について「お人形の様な美しい、でも可愛らしい印象を受けてとてもスマートな方」と絶賛。観月は「こんなに褒めて頂いていいんでしょうか(笑)」と照れ笑いを見せた。

左から湖月わたる、観月ありさ、春野寿美礼

 今回の舞台のベースとなる松任谷由実の曲について、好きな曲として春野は「ルージュの伝言」、湖月は「ANNIVERSARY」、そして観月は「真夏の夜の夢」を挙げた。1993年5月に松任谷の作詞作曲シングル「今年いちばん風の強い午後」をリリースしている観月は、提供曲のデモの中にピアノの弾き語りによる「真夏の夜の夢」が収録されていたエピソードを明かし、「あの曲がアレンジでこんなに華やかになるんだと衝撃を受けました」と振り返った。

 40代となった今でも美しいプロポーションを維持している観月は、体調管理について「喉を傷めない様にマスクをして寝ます」と言い、朝には頬を膨らませて発声練習をすると話す。さらにジムに通い、体幹トレーニングで体脂肪を6%落とすことに成功したと明かし、「20代の時の体脂肪に戻したんです!」と胸を張る。

 40代で双子の母親となった、春野は「40代になって落ち着くのかなと思ったのですが、これからやることたくさんあるなと思って。今は40代で活躍されてる女性もたくさんいらっしゃるので、頑張るって素敵なことだなと思って頂ける作品を見せたい」と語る。

 建設関連会社社長の青山光司氏と2015年3月に結婚している観月は「結婚願望はなかったんですが、結婚してみると結婚生活もなかなかいいなと思います。主人もこの仕事を応援してくれますし」と結婚生活について話す。

 また、2013年の日本テレビ系ドラマ『斉藤さん2』で共演した女優の桐谷美玲が先月、俳優・三浦翔平と結婚したことについて、観月は「美玲ちゃんは当時からすごく結婚願望が強かったので、早く良い人と結婚できたらいいなと思っていました。なので爽やかな素敵なお2人がゴールインして下さってすごく嬉しいです。末永くお幸せにと思っています」と祝福した。

 最後に観月は「本当に色んな年代の方々に観て頂けたらいいなと思います。ワクワク、ドキドキ、キラキラを皆さんに伝えていけたらいいなと思っています。よろしくお願いします」と呼びかけた。【取材・撮影=松尾模糊】

Photos

記事タグ