初心を忘れない、BAND-MAID スランプがきっかけの原点回帰
INTERVIEW

初心を忘れない、BAND-MAID スランプがきっかけの原点回帰


記者:村上順一

撮影:

掲載:18年07月25日

読了時間:約16分

メンバーのやり直したいこととは

KANAMI(撮影=冨田味我)

――「start over」というテーマもありつつお聞きしたいのが、「再出発」や「やり直す」という意味があると思うのですが、皆さん「やり直したいこと」はありますか?

KANAMI 運動部じゃなくて吹奏楽部に入っていれば良かったなってずっと思ってます。もっと音楽の勉強は早くからやりたかったと思っていて。ギターも早くからやって、もっと早くから音楽知識を身に付けておきたかったと。

――彩姫さんはやり直したいことはありますか?

彩姫 小さい頃に歯の矯正をしておけば良かったと思ってます(笑)。

KANAMI その八重歯が可愛いんだよ!

彩姫 でも、歌うときに息がもれたりするから(笑)。発音とかも歯並びが良い方がいいんですって。

――小鳩さんは?

小鳩ミク 小鳩は肩幅が異常に広いんですっぽ。わかりやすく言うと肩幅が顔の約3倍あるっぽ。その原因は2歳の頃から9年間やっていた水泳と、高校時代に演舞をやっていたので多分それで肩幅と筋肉が急成長してしまって。何事もほどほどにしておけばよかったっぽ(笑)。

KANAMI でもその筋肉があるおかげで、テンポ200のギターのブリッジミュートをめっちゃ笑顔で弾くんです。

小鳩ミク 腕の筋が出ちゃうんだっぽ。イラストを描いてくれるときに筋まで綺麗に描いてあることが多いっぽ(笑)。

――AKANEさんがやり直したいことは?

AKANE 私は小学校からやり直したいです。算数をちゃんと勉強して…。

小鳩ミク 九九ができないんですっぽ! 足し算もできないよね?

AKANE 数字系なものは弱いので。人並みになりたくて…。

――今からでも頑張ればきっと…。

AKANE はい。とりあえず指を使わないように今頑張ってはいるんですけどね。

KANAMI 小節数はちゃんと数えられるのにね。

AKANE 変拍子とかも大丈夫で、ドラムに関しては問題ないんですけど買い物とか。おつりをちょうど500円もらうにはどうしたらいいかとかは…。

KANAMI 算数ドリルをプレゼントしてあげて下さい(笑)。

――今度ご用意いたします(笑)。MISAさんはどうでしょうか?

MISA(撮影=冨田味我)

MISA もうちょっと早く弦楽器に触れたかったかな。音楽には触れていたんですけど。幼稚園の頃ピアノから入って、小学校のとき吹奏楽に入って、中学校でギターを触って吹奏楽もやっていて、高校でギターボーカルをやった時期があって。高校二年生でベースを始めました。もうちょっと早く弦楽器に触れていたらもっと上手だったかなと。

小鳩ミク それでやってきたから本能的に弾ける感覚が身に付いたと思うっぽ。これで凄い考えるテクニカルなプレイだったらまた全然違ってきたと思うっぽ。

KANAMI BAND-MAIDやってなかったかも。

MISA フュージョンとかやってたかもね(笑)。

――ピアノのお話が出ましたが、「start over」はピアノから入りますね。

KANAMI 話し合いの中で彩ちゃんに「最初ピアノから始まる曲にしない?」ということで、今回ピアノを打ち込みで入れて、けっこう音を重ねていて一人では弾けない感じだったので、自分では同期で流すというイメージだったんです。でもメンバーから「弾かないの?」って言われて。それでピアノが求められているのかと思って、最近ピアノを弾く機会が多くなりました。

――ピアノは彩姫さんのアイディアからだったのですね。

KANAMI そうです。彩ちゃんが言うことは全部Yesですから。

小鳩ミク でもね、彩ちゃんは言ったこと覚えてないっぽね。

彩姫 酔っぱらったときに思いつくことが多くて…。

――SNSにも書かれてましたね。思いついたアイディアはメモをしたりしないんですよね?

彩姫 そうなんです。メモらないでみんなに直接連絡しているっぽくて、その連絡もあまり文になってないような(笑)。

KANAMI 誤字はあるし、深夜だからおそらく酔っぱらってるんだなと(笑)。でも、飲んでいないときも発想豊かなアイディアマンです。第三者目線があるというか。

小鳩ミク でも、たいてい言った後に「わかんないけど」って言うっぽ(笑)。

彩姫 「知らないけどね」って(笑)。

KANAMI 全然間違えていてもそれでもいいんです。

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