秋元康氏「本当の意味での国民的なグループ」モー娘。を絶賛
プロデューサーで作詞家の秋元康氏が、今年デビュー20周年を迎えるモーニング娘。を「本当の意味での国民的なグループ」と絶賛した。また、そのプロデューサーであるつんく♂を「音楽のクオリティーが高い」と称えた。
20日に放送された、日本テレビ系のバラエティー番組『1周回って知らない話』では、20年前の1998年にデビューし、人気グループとなったモーニング娘。を特集。飯田圭織、矢口真里、辻希美、石黒彩、福田明日香、保田圭、吉澤ひとみ、高橋愛、新垣里沙のOGメンバー9人が出演。当時の様子や現在の状況などを語った。
番組には、現在AKB48グループなどの総合プロデューサーを務める秋元康氏がVTRで出演。秋元氏は「モーニング娘。は大人数アイドルとして国民的、アイドルを好きでない人もファンに付いた、本当の意味での国民的なグループになったと思います」と評価。
また、モーニング娘。の人気について、当時を振り返り作詞作曲を含め、総合プロデュースを務めたつんく♂のプロデュースの腕と語った。秋元氏は「つんく♂はミュージシャンなので音楽のクオリティーも高い。その時代に流行っている音楽をどう取り入れるかがプロデューサーの腕の見せ所。彼はアイドルだから王道、このパターンといったものではなく、今流行っている音楽がどういうもので、それをどう取り入れるかを考えている」と分析。
さらに、秋元氏は「音楽性があるから、衣装、振付、ステージングが生きるわけですよね。そのつんく♂の要求にメンバーもきちんと応えているから素晴らしいなと思う」と絶賛した。
矢口は、つんく♂の作詞作曲について「すごく時代背景まで見ていると思います。当時日本は不景気で暗かったんですけど、歌だけでも明るくしようということで<日本の未来は世界がうらやむ>(「LOVEマシーン」)という歌詞でカラオケでも忘年会などで歌われるようになった」と語った。
ちなみに「LOVEマシーン」は、モーニング娘。の7枚目のシングルで1999年の9月に発売された。後藤真希が加入後初のシングルで、累計売上数は160万枚を超える。さらに、オリコンカラオケチャートでは当時の新記録である17週連続1位を記録した。
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