ぐでたまの世界へお邪魔した、96猫 新たな出会いへ繋がるコラボ
INTERVIEW

ぐでたまの世界へお邪魔した、96猫 新たな出会いへ繋がるコラボ


記者:長澤智典

撮影:

掲載:18年04月30日

読了時間:約10分

想い出の1枚になりました

「フィロソフィーエッグ」初回盤ジャケ写

――「ぐでたまテーマソング」も、ゆるーい感じですよね。

 こちらは、小さいお子さんが集まって歌っているみたいな感じの曲なんですけど。その雰囲気を崩さないように、かつ、声色を足してみたりなど、いろんな声で遊んでいます。

――聴いていてほわーんとしてきます。

 つい口ずさんじゃうというか、同じフレーズを延々と繰り返されると頭に染みついて離れなくなるというか、洗脳されちゃいますよね、しかも、微妙に歌詞が変わるんです。その変わった歌詞にもやる気の無さが書かれていて好きなんですよね。

――ぐでたまの曲は、そこが魅力の一つですからね。初回生産限定盤と通常盤で2つの色を楽しめるのも、素敵です。

 個人的には、みなさんの「フィロソフィーエッグ」の「踊ってみた」を見たいんです。と言うのも、MVの中、サビの部分を、にせたまさんという、ぐでたまさんのでかくなったようなキャラクターが踊っているんですね。そこの部分を小さいお子さんや大きいお友達が踊り、それを動画投稿してくれたら嬉しいなと思ってます。

――改めて今回のシングル、96猫さんにとってどんな1枚になりましたか?

 わたし、ぐでたまがすごい好きなので、一人のファンとしてすごく嬉しいCDになりましたね。今でも、自分が好きなキャラクターと同じ世界観に自分がいるこの状況が不思議というか。ジャケットも、慣れ親しんだキャラクターへ自分が猫のキャラクターとなって寄り添っている感じがすごい嬉しくて。「わたし、この子とコラボしたんだな」「この子と一緒に歌を作ったんだな」という、想い出の1枚になりました。すごく嬉しいです。

――初回生産限定盤についてくる(からくりペーパークラフト)も気になります。

 これ、すごいですよね。わたしも(取材段階では)まだ実物を見れてなくて。自分でも組み立ててみようかな。でも、子供が作るには「おかあさん、作って」となりそうなくらい意外と難しそうですよね。プラモデルの紙バージョンのように、とても作りがいがあるから、組み立ててる様を配信するのも面白そうかなと思います。

――不器用な人にはハードル高そうですけどね(笑)。

 あー、わたしも不器用なんですよ(笑)。素材を用意されて、同じのを作ってくださいと言われても、同じのを作れないんですね。何事も全部、目分量でやってしまうせいか、いつもぜんぜん違うものになっちゃいます(笑)。

――『フィロソフィーエッグ』を通し、またも新しい出会いが生まれそうだし、何より、幅広い年代の人たちに親しまれそうですね。

 小さなお子さんにも浸透しやすいということは、そのお子さんの両親世代のみならず、おじいちゃんやおばあちゃんなどのご年配の方々にも聞いていただける機会にもなるのかなと思います。イベントでも、わたしのお父さん世代くらいの方が「すっごい好き」「応援してる」「頑張ってね」と言ってくださるんですけど。その言葉を聞くたびにジーンときちゃいます。年代を超え知ってもらえて、応援してもらえる。ホント、頑張ろうってなりますし、そのときはやる気もオンになりますからね(笑)。

――それだけ幅広い世代の方が、96猫さんを応援してるということだ。

 それが嬉しいですよね。ファンの年齢層は、ホントにバラバラかも知れないです。男女比も女性の方が多いんですけど。最近は男性の方も増えてきて。「男だけど、ライブ行ってもいいですか」と聞いてくる方がいたり。

――ぜんぜん問題ないんじゃないですか?

 女の子だらけの中に男の人がライブに行くのには、けっこう勇気がいるらしくって。自分が逆の立場だったら確かに勇気いるなぁと思うように、だからこそ「ぜんぜん気にせずおいで」って言ってます。

――これで小さいお子さんも増えてくかも。

 小さいお子さんが来たら、どうしましょうね。なんか座席用意してあげないとですね。

――そこで、ぐでーっとしてもらって。

 ぐでーっとしてもらって。本人もぐでーっとして歌わなくなっちゃったりして(笑)。

(おわり)

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