光を掴みたい、Gacharic Spin　キラキラと輝き放つゴチャ混ぜ感

姪っ子や甥っ子の成長を見守る気分

──ラストの「ズバリ発情期！」は、オレオさんの世界観が全開のライブナンバーですね。

オレオレオナ（左）とF チョッパー KOGA（撮影＝榑林史章）

オレオレオナ　私が歌っているんですけど、マジメで格好いいメッセージソングもあるからこそ、こういう振り切るものは振り切ろうという感覚で作りました。猫とか動物のように、私＝オレオレオナが発情したら、きっと＜ふわっふ〜＞と鳴くだろうということで。ライブの時に、みんなで＜ふわっふ〜＞と一緒に歌いたいと思ったところから作り始めました。

──歌詞に＜上向き★O・P・P・A・I (・)(・) ＞というのが。

オレオレオナ　歌詞の表記を考えていた時に、KOGAさんがいきなり＜ (・)(・) ＞とだけ送ってきて。それを見て、「おっぱいだ〜すごい！」となって歌詞に採用することになりました。歌とは別に、歌詞カードを読んだ時にも楽しんでもらえたらと思って。

──オレオさんは発情期なんですか？

オレオレオナ　オレオは年中発情期です（笑）。

──そしてボーナストラックには「うんうんうんちくん」が。

F チョッパー KOGA　アニマックスさんの「うたの時間」という番組のために作った曲で、やついいちろう（エレキコミック）さんが歌詞を書いています。

オレオレオナ　子どもって“うんち”って言葉が大好きで、うんちするのは悪いことじゃないし、体を健康に保つためには必要なことだから、“うんち”って歌ってもいいんじゃないかって。実際に子どものころに「うんちうんち」言ってたら母親に怒られたことがあって。でも「別にいいじゃん」って思うし、みんなも歌えばいいのにって思うんですよね。ライブにはファミリーも多いんですけど、「家でよく歌っています」と話を聞いた時はうれしかったし。私自身も、大人になってこんなにも「うんちうんち」と連呼できることが楽しくて、子どもにかえった気持ちで歌えました。

F チョッパー KOGA　うんちについて熱く語るね（笑）。

──KOGAさんの熱い想いは？

F チョッパー KOGA　全部オレオが語ってくれました（笑）。ボーナストラックなので特別枠ではあるけど、アルバム１枚を通していろいろな方に楽しんでほしいと思っているので、「うんちくん」まで含めて、実際にそういうアルバムになったと思います。

オレオレオナ　「Redline」から「うんちくん」までの振り幅が！

──その振り幅は、きっとそのままライブに来てくれているお客さんの幅ということですよね。

F チョッパー KOGA　本当にそうです。中学生の子は、「部活の試合で頑張ったらご褒美としてライブに連れてきてもらえるから、試合を頑張ったよ！」と言ってくれた子もいたし。「テスト頑張りました！」とか。ライブがご褒美になってるのが、すごくうれしい。

オレオレオナ　前に、子どもから「体に気をつけてね」って言われました。ステージでの運動量がすごいから、それを見て心配してくれたらしくて。すごく大人びた子どもでした。

──どういうところでコミュニケーションを？

F チョッパー KOGA　物販に立つこともあるし、握手会やサイン会などイベントとか、交流の場は大切にしています。幼稚園生の時からきてくれている子が、今は小学生になっていて。今は「チョッパー元気？」って。姪っ子や甥っ子の成長を見守っている気分です。

──ライブでの、新曲の見せ所はどんなところですか？

F チョッパー KOGA　「アメフラレ」とか「ドレミファンタジック」では、パフォーマーのまいがギターを弾いて、ツインギターで魅せる感じになります。「ドレミファンタジック」は、フォーメーションも変わるから、音源だけじゃわからない楽しさがあります。ライブをやりながら、今もどんどん進化していっているので、何度観ても新鮮に楽しんでもらえると思います。

オレオレオナ　自分たちでも新鮮だし、気持ちも新たになるし。絶対飽きません！