はちと雅の妄想がすごい
――そして、2枚目となるシングル「Everlasting First Kiss」は疾走感もあり、春にぴったりの楽曲ですね。
板橋加奈 盛りあがるアップテンポな楽曲を頂けて、初めて聴いた時みんなで喜びました。
伊原佳奈美 今までのClef Leafにはない曲調だったので、完成するのが凄く楽しみでした。恋愛ソングもなかったので歌えて嬉しかったです。
――このタイトルを聞いてみなさんどう思いました?
坂下雅 まず私は意味がちゃんとわからなくて…。自分の中での解釈では“ずっとチューしよう”でした。デモ音源を頂いた時にタイトルだけはあったので、サビで<ずっとチューしよう>と勝手に歌詞を自作してみんなに歌って聴かせていたんですけど…。
幸重なな あの歌詞は絶対に嫌です(笑)。
板橋加奈 デモの段階で名前のコールとかも入れられそうだったので、はちがテンション上がっていました。
幸重なな Flower Notesにコールできる曲があったので私たちも欲しかったんです。やっと念願が叶いました。
――コール出来るとライブでの一体感が高まりますからね。ちなみにみなさんのファーストキスのイメージはあります?
板橋加奈 はちと雅の妄想がすごいので聞いて欲しいです(笑)。
幸重なな 私のファーストキスの妄想は、学校の先生に好きな女の子がいるんです。その子が卒業式の日に先生を屋上に呼び出して、そこで「先生と生徒という関係を卒業したいです」と切り出すと、先生が「君のことを生徒だなんて思ったことないよ」と言って抱きしめられてチューをして、3年後に結婚します。
一同 (笑)。
幸重なな 禁断の恋に惹かれてしまって、前にライブでそういったことを出来る機会があったのですが、雅と2人で私がOL役で雅が部長役で給湯室でチューをする寸劇をやりました。
坂下雅 オフィスラブってドキドキするなと思って(笑)。
幸重なな 絶対、給湯室でチューしてる人いるよね。
板橋加奈 結構この2人のやりとりが面白くて、私はアリだなと思いました。
――なかなかアグレシッブなこともやられているんですね…。
坂下雅 私とはちが攻めなんです。かなみん(伊原佳奈美)と、かなな(板橋加奈)が待ちのタイプでして。攻めるのに憧れているのかなと。
幸重なな かなな(板橋加奈)は一番攻めそうな感じなんですけど、待っちゃうタイプなんです。
板橋加奈 やっぱり告白された方が嬉しいじゃないですか。
――お2人のオフィスラブの妄想についてはいかがですか。
伊原佳奈美 恋愛ドラマの見過ぎですよね。
坂下雅 そう言われても、やめられないんです…。
一同 (笑)。
――妄想は沢山していただいて(笑)。この曲のMVはどんな感じに仕上がっていますか。
板橋加奈 今までとは違ってCGを使ったMVになっています。私たちが空を飛んでいて、そこに自分たちで書いた歌詞のフレーズが流れてきます。あと、それぞれのシチュエーションでキスシーンを撮りました! そこが見どころです。
――キスされたんですか?
幸重なな キスしました! 監督さんがその子のイメージにあったシチュエーションを考えてくださいました。私は工事現場で働いている人に片思いしているというシーンです。でも、声をかけれなくて電柱の陰から見ている女の子なんです。
――ちょっと「Evergreen」のエンディングのシーンが過ぎりました…。
幸重なな 私なぜかそういうちょっと危ないイメージがあるみたいで…。
――みなさんそれぞれのイメージが反映されているわけですね。ハプニングはありましたか。
板橋加奈 今回空を飛ぶということで、宙吊りを体験したんですけど、雅とはちが高所恐怖症なんです。そのシーンで苦戦していました(笑)。
坂下雅 地に足がついていないのが不安なんです。生きた心地がしなくて…。どうやって飛ぶのかわからなかったので、朝ママに「今日は命が危ないかもしれない」と遺言を残して。
――高いところは怖いですよね。観覧車とかもダメですか?
坂下雅 登りは怖いんですけど、降りて来るときは大丈夫です! 登るときは誰かと手を繋いで下を向いてます…。
幸重なな 今回の撮影で私もすごく怖くて、メイクさんの手を掴んで「どこにも行かないでください…」とお願いしたんですけど、「それは無理でしょ」と言われまして。そのあと監督さんに空中で放置されまして、顔が引きつっていたと思います(笑)。
――それは大変でしたね。どのくらいの高さで吊るされたんですか。
板橋加奈 (目の前にある)この机の高さぐらいです(笑)。
――40センチぐらいしかないのに、ダメということは相当な恐怖症ですね。
幸重なな そうなんです。でも出来上がりは“すっからかん”の笑顔で出来たと思います(笑)。