モーニング娘。'18が14日、都内で『音のVR×ハロー!プロジェクト お披露目説明会』に出席。映像だけではなく、音にフォーカスした「音のVR」を活用した、2001年の楽曲「I WISH」の新録映像を披露した。 譜久村聖(21)は「ファンの皆さんと繋がる5G時代がとても楽しみです」と新たなる技術を通してファンとより近い存在になれることを期待した。

 「音のVR」はKDDIが開発した、360度映像と音に対し、視聴者の「見たい、聞きたい」部分に自由自在にズームできる音と映像が体感的に合致したインタラクティブ試聴技術。従来の4Gに代わり、容量と伝達速度が格段に増した5G環境下でより立体的な体験を提供する。この日は、本説明会の直前に撮影した「音のVR」を活用した、2001年の楽曲「I WISH」の映像を披露。

 KDDI総合研究所・執行役員でヒューマン込みにケーション部門長の滝嶋康弘氏は「我々は音楽を中心にしたサービスを展開してきました。ハロー!プロジェクトさんとコラボレーションすることで、さらに音楽の楽しみ方を追求できるのではないかと思います。『音のVR』は、自分自身の推しメンを独り占めするような体験を提供できるサービスになっていると思います。映像に関してはVRなどで技術は一般的になってきているのですが、音がその映像に合わせて音が移動する技術というものは追いついていなかったんです。今回の技術で音の拡大縮小から音の移動、音の選択をスマホやタブレットで自由に捜査できます」とその革新的な音にフォーカスしたVR技術について説明。

 モーニング娘。'18が所属する、アップフロントグループ・チーフディレクターの橋本慎氏は「今年20周年を迎えることができました。革新的なアイドルとして20年前に誕生しましたが、AKB48さんやももいろクローバーZさんのようなアイドルが台頭してきて、アイドル戦国時代を生き抜くために、パフォーマンスを中心にライブなどで他のアイドルとの差異を付けていく様にしました。そういう意味でうちのグループは映像との親和性は高いと思います。『音のVR』は推しメンにフォーカスした時にそのメンバーの視点や歌声を中心に見て聞くことができる、ファンにとっては素晴らしい技術になるのではないかと思います」と今回のコラボ企画に期待を寄せた。

譜久村聖

 「I WISH」の新MV撮影は同日の朝におこなわれたという。メンバーが歌う中、それぞれが手紙を読み上げるなど、音のVRでメンバーそれぞれの声を楽しめる作品になっている。

 飯窪春菜(23)は「自分がその場にいるような感覚でとても楽しめました」と撮影を振り返った。また、加賀楓(18)は「伝説的な作品になると思います」と作品についてコメント。

 5G体験をした、生田衣梨奈(20)は「その場ですぐに確認もできるんですね。スマホで何でもできるようになってこれから便利な住みやすい時代になっていると今回感じました」と振り返る。

 この日は改めて完成した映像を披露。手紙を読み上げながら泣いてる姿が映し出されていた加賀は「モーニング娘。に入る前の自分や入ってからの変化など短いながらも詰め込んだのでそこも見て欲しい」と語った。

  譜久村は「歌を歌うという面で緊張したのですが、I wishは最高の出来になったと思います」と自信を見せた。

 小田さくら(19)「本当にその場に入り込んだ感覚になるので、ライブビューイングなどで取り入れられたらいいなと思いました」と今後の展開に期待。さらに「みんなの声をかき消してやるぞ! というくらいの意気込みで臨みました」とこの日の撮影にいつも以上の気持ちで向かったことを明かす。

 また、12日に19歳の誕生日を迎えたばかりの小田は「モーニング娘。は20周年で私よりも年上ということでリスペクトしています。19歳もモーニング娘。に捧げる1年にしたい」と気持ちを新たにした。

 石田亜佑美(21)は「飯窪さんが隣で手紙を読まなければいけない時に、スタッフの方に『もう少し声落とそうか』と注意されてました(笑)」と撮影時に小田が張り切り過ぎて注意を受けたことを暴露。

 生田は「フルコーラスで生田衣梨奈を楽しめるということで、人生って素晴らしいですね!」と今回の技術に興奮している様子。

 牧野真莉愛(17)は「今回は1回だけしか撮っていないんですけど、1回だからこそ生まれた感動や物語も今回の映像に詰まっているのでそこも見て頂きたい」とMVについて語る。

 森戸知沙希(18)は「色んなシチュエ―ションで撮ってみたいですし、これをきっかけにモーニング娘。の色んな楽曲を知ってもらいたいなと思いました」と今回の「音のVR」をきっかけにモーニング娘。の魅力が広まることに期待。

 佐藤優樹(18)は「私、たまに歌詞を間違ったりするので、ちょっと怖いですね」と正直な気持ちを明かした。尾形春水(19)は「『Oh my wish!』は私と羽賀朱音ちゃんが台詞を担当しているのでその曲を『音のVR』でやってみたいですね」と希望を述べた。

 羽賀朱音(16)は「『わがまま 気のまま 愛のジョーク』はライブで聴くと熱量が凄くて、そういうものはライブじゃないと感じられないと思うのでVRを通じて聴いて欲しいですね」と自身の押し曲を明かした。

 横山玲奈(17)は「歌もそうなんですけど、可愛さでアピールしていきたいです。二重が綺麗と言われるのでそこを見て欲しい」とアピール。

 最後に、譜久村は「『音のVR』を通して、メンバーの絆がさらに深まったんじゃないかと思います。コンサートや映画館で普段会えない方々にも一緒に楽しんでいけるコンテンツになればいいなと思います。ファンの皆さんと繋がる5G時代がとても楽しみです」と「音のVR」を通して更にファンとの繋がりが深まることに期待した。【取材・撮影=松尾模糊】

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