囲み取材に応じた、北島三郎と半崎美子

 北島三郎が9日、都内で開催された日本クラウン所属の歌手や作詞・作曲・編曲家を表彰する『平成29年度(第54回)日本クラウンヒット賞贈呈式』に出席。「シングルヒット賞」など4つの賞を受賞した。贈呈式後には記者の囲み取材に応じた。同日に韓国で開会式を迎えた平昌冬季五輪で、冬季五輪史上最多8度目の出場を果たしたスキージャンプ男子の日本代表・葛西紀明選手に対し北島は「彼は凄いですよ。レジェンドですから」と絶賛し、「日本人魂を見せていい成績で帰って来て欲しい」と期待を寄せた。

 『日本クラウンヒット賞』は、1年を通し活躍した日本クラウン所属の歌手や作詞・作曲・編曲家を表彰するもので今年で54回目を迎える。この日は、「企画賞」に石橋凌の『may Burn!(メイバーン)』や「新人賞」に半崎美子の『うた弁』、コレサワの『コレカラー』、「音楽配信ヒット賞」にBAND-MAIDの配信作品、「シングルヒット賞」に北島三郎の「幾多の恩」など総勢58の賞がアーティストや作家たちに贈られた。

 贈呈式後には、北島が記者による囲み取材に半崎美子とともに応じた。北島は受賞について「この賞でみんなが勇気をもらって、頑張れるので大事なことだと思います。一年間頑張ってきてもらった賞なので、やっぱり嬉しい」とコメント。

 半崎は「これから時代を超えて残るような曲を作りたいと思いました」と気を引き締めた。さらに、北島の大ファンだという北海道・利尻島出身の半崎の母親から持たされた名産の利尻昆布を北島に手渡す場面も。

 新人賞を受賞した半崎らに対し、北島は「毎年新人が出てくるのは、ありがたいし俺たちも頑張らなきゃと切磋琢磨できればいいと思う」と今年も多くの新人アーティストが受賞したことに喜んでいる様子。

 また、平昌冬季五輪が同日に開幕。北島は「いよいよ始まったね! 本当は俺行きたかったよ(笑)。日本の選手の皆さんには頑張って欲しい。メダルも大事ですけど、素晴らしい演技を見せて元気で帰って来て欲しい」とエールを送った。

 北島と同じ北海道出身、冬季五輪で史上最多の8度目の出場を果たしたスキージャンプ男子の日本代表・葛西紀明選手について、北島は「彼は凄いですよ。レジェンドですから。世界の皆さんにあの歳でも出来るという日本人魂を見せていい成績で帰って来て欲しい」と大きな期待を寄せた。

 さらに、北島は「そのうちオリンピックが日本であります。私も“まつり”の勉強をしておかないと」と自身の代表曲「まつり」に絡め、2020年におこなわれる東京五輪へ向けてアピールしていた。【取材・撮影=松尾模糊】

Photos

記事タグ