グループからの卒業を電撃発表した、ももいろクローバーZの有安杏果(22)が16日、メンバー4人と揃って、フジテレビ系情報番組『ノンストップ!』(毎週月曜~金曜午前9時50分~)に出演。卒業を決めたきかっけが大学卒業であることを明かした。また、一部で話題になっているグループ名の改名についても言及。百田は「私達としては『Z』で続けていきたい」との思いを語った。

 15日、ブログを通じて卒業を電撃発表した有安。その後、テレビやウェブ番組に出演し、思いを語ってきたが、この日の放送でも「ブログでも書かさせ頂きましたが」と前置きして「芸能生活22年をやらせて頂き、常に先の事が決まっている生活を送って、本当に有り難い環境でやらせて頂きましたが、一端距離を置いて普通の女の子の生活を、健康的な生活を送って、ゆっくり過ごしたい」と改めて心境を明かした。

 卒業後の活動についても同様に「何も決めていない」とし、「『何かをする』と決めるとそれをやらないといけない。何も決めてなくて、まずはゆっくり(過ごしたい)」と語った。一方、司会の設楽統からは「戻りたかったらいつだって戻ってきたって大丈夫だからね」と声を掛けられると、笑顔で「ありがとうございます」と返した。

 ももクロ卒業および芸能界引退は以前から考えていたようで、大きなきっかけとなったのは昨年の大学卒業。「その時にまわりの子たちが大学を卒業して就職しているのを見ていて、私も一人の女性として自立したり、成長するためにももクロを卒業するという選択(をした)」と理由を明かした。有安は2013年に日本大学藝術学部写真学科に入学。芸能活動との両立で学業に励み、2017年3月に卒業している。

メンバーの想い、グループ名改名の可能性は?

 メンバーへの報告は昨年末だったとも一部で報じられているが、この日の放送でも「去年伝えた」と報告。有安から卒業の意思を伝えられた当時、メンバーは戸惑ったともされているが、リーダーの百田夏菜子は「信じられなかったですね。5人でやっていけると思っちゃっている部分があったので。人生なので何があるかわからないんですけど」と当時の心境を告白。ただ、現在は「最初は4人でやっていくというのもどうしたらいいのかと思う気持ちもありましたが、一人の女性として有安が思っていることを尊重したいなと」と整理がついていることを語った。

[写真]KISSがももクロを讃える[写真]KISSがももクロを讃える

ももクロはKISSともコラボしている

 また、玉井詩織も「最初はなんて声を掛けたら良いかわからなくなっちゃって」と動揺したことを明かした。ただメンバー間で納得いくまで話し合ったとし、高城れに「はお互い納得がいくまで(話し合った)。最初は受け入れられない部分もあったんですけど、話し合って杏果の意見も尊重して、お互い納得した上で(決めた)」とし、玉井は「今は前を向いています」と語った。

 卒業が急な発表であったため、ファン“モノノフ”のショックも計り知れなず、芸能界からも驚きの声が上がった。これについて百田は「私たちは前から知ってはいたけど、急な発表になったので普段応援している方に凄く残念な気持ちにさせてしまった」と反省した。

 ももクロは、早見あかりが卒業した際に、「ももいろクローバー」から現在の「Z」が付いた名前に改名している。ネット上でも改名があるのか話題になっているが、設楽はそれについて質問。百田は「凄く良く言われるんです。『GT』になるんじゃないかと。『Z』が付いた時も私たち知らされていなくて、テレビで(知った)。私たちとしては『Z』で続けていきたい」とメンバー4人は改名せずに続けたいとの思いだが、「スタッフさんもみんなが『GT』『GT』というから、じゃあ?」という雰囲気になっているとも明かした。

 また、楽曲にはメンバーのことが書かれたものもある。これについて「どうしましょう」と思案したが、百田は「変わっていかないといけない」とし、高城は「そういう変わっていくももクロの部分も皆さんに楽しんでもらえるように私たちも頑張ります」と意気込んだ。

 なお今回の卒業発表を受けて、モノノフで知られる米メジャーリーグ、ニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手や自身主催のフェス『イナズマロックフェス』に参加してもらっていた西川貴教、同じく主催フェス『氣志團万博』を手掛け、同フェスに参加経験のある氣志團の綾小路翔、さらにはHKT48指原莉乃や、音楽家のTAKUYAなどがツイッターなどに驚きの声を投稿。番組でもさだまさしや田中将大投手、大黒摩季などのコメントを紹介した。

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