恵比寿LIQUIDROOMで単独ライブ『callme Live 2017「Health-Sports Day 」』をおこなった完全セルフプロデュース型ガールズユニットのcallme

 完全セルフプロデュース型ガールズユニットのcallmeが10月9日、東京・恵比寿LIQUIDROOMで単独ライブ『callme Live 2017「Health-Sports Day 」』をおこなった。生ピアノ&生DJのRumbやダンスの師匠であるTeam Black Starzもゲスト参加。この日は8月9日にリリースされたシングル「One time」や、この日初披露の新曲「Don't be afraid」など全17曲を披露した。12月10日には名古屋RADHALLを皮切りに、東名阪+仙台を廻るツアー『callme Live museum 2017』の開催も発表し、約2時間30分エネルギッシュで躍動感に満ちたステージでオーディエンスを魅了した。

team callmeで完璧なショウを作っていきたい

RUUNA

 会場の恵比寿LIQUIDROOMには多くのファンが集結し開演を待ちわびている様子。開演時刻を少々過ぎたところで、今回のゲストであるRumbがステージに登場。鮮やかな旋律を弾き出し、高揚感を煽っていく。その演奏が終了すると、「Way I am」のイントロへ紡がれ、KOUMI、RUUNA、MIMORIの3人とTeam Black Starzがステージに登場。フロアから歓声が響き渡るなか、オーディエンスも裏打ちのクラップで一体感を作り出す。洗練された和音感と、心躍らせる攻めのダンスビートで、序盤から大きな盛り上がりを魅せた。

 「team callmeで完璧なショウを作っていきたいです」と本日の意気込みを伝えるKOUMI。8月にリリースされた「One time」を届けた。“今を大切にしたい”というテーマが込められた楽曲。3人は時にしなやかに、時にスクエアでアグレッシブに緩急をつけ流れるようなダンスで、オーディエンスを魅了していく。「Keep trying」ではKOUMIの英詞によるラップが印象的なナンバー。流暢でなめらかなリリックを紡いでいく。

 ライブも中盤戦、ここでTeam Black Starzによるダンスパートへ。個性豊かなメンバーによるパフォーマンスは、オーディエンスの視線を釘付けにする。途中、callmeのメンバーも寸劇風パートで参加。MIMORIの両腕をTeam Black Starzが支え、空を飛んでいくような演出に歓声が上がった。Team Black Starzのパフォーマンスが終了し、MCコーナーへ。RUUNAはTeam Black Starzのステージを見て「この後やりずらいよね〜」と一言。その後、Team Black Starzも交え、callmeの素顔が垣間見れるレッスン時の裏話などで大いに盛りがった。

 ここから、「Medley 01」というメドレーセクションへ。ダンスと歌、音楽というフォーマットの中で、3人は様々な見せ方で楽しませていく。躍動感あふれるビートと融合し、ストーリーを感じさせてくれるダンスは、3人の情熱がステージから溢れて出ているような鮮烈さがあった。ノンストップで駆け抜ける爽快感と、美しさすら感じさせるパフォーマンスに、オーディエンスも目を奪われる。

新曲「Don't be afraid」を初披露

KOUMI

 そして、ライブは後半戦に突入。やるしかないと覚悟を決めた決意の楽曲「It’ s own way」、ロックを基調としたメジャー感溢れるナンバー「Peaceful world」と届ける。ライブが進行して行く毎に、より生き生きとした表情でパフォーマンスする3人。「My affection」ではオーディエンスもメンバーと同じ手振りと掛け声で一体感を作り出し、「Run Run Run」では、フロアもタオルを回転させ、圧巻の光景が広がった。ラストのサビではTeam Black Starzも乱入し、ボルテージは最高潮まで昇りつめた。

 ここで、来年のリリースについての告知や12月におこなわれる東名阪とcallmeの出身地である仙台を廻るツアーを発表。そして、今日の感想を一人ずつ述べた。

 KOUMIは「今日のために歌とダンスを仕上げてきたので、みんなに観てもらえて幸せです。もっとスキルアップしたcallmeを見せていきたい」とこれからの展望を話した。

 MIMORIは「昨夜は何度も起きて水を飲んでは寝ての緊張の夜でした。ライブに来てもらえることって凄いことなのではと、最近実感しています。来てくれたみなさんには感謝の気持ちで一杯です。これからのcallmeに期待していてください」と感謝を伝える。

 RUUNAは「東京に出て来て2年半、3人でやって来ました。一歩一歩、もがきながら自分たちらしく、ずっといられるように頑張っていきたい。皆さんにもらった愛のぶんだけ、期待を常に越えていけるグループでいたい」と決意を語った。

MIMORI

 そんな3人の思いが詰まったステージはラストスパート。この日のために用意された新曲で、KOUMIが作詞したという「Don't be afraid」を初披露。“あなたが入れば何も怖くない、怖がらず進もう”という100%ポジティブシンキングな楽曲は、心踊り出すようなアップチューン。3人のキラキラとした笑顔が眩しく輝くなか、ラストは「step by step」へ。オーディエンスによる盛大なシンガロングも相まって、ラストを飾るのに相応しいナンバーとともに、『callme Live 2017「Health-Sports Day 」』の幕は閉じた。

 ライブはエネルギッシュで清々しさを感じさせてくれたステージであった。感性を刺激するサウンドと、女性ならではのしなやかさと、男性にも負けない力強さを合わせ持ったダンスは、これからの彼女たちの可能性を大いに感じさせてくれた一夜であった。
 
【取材=村上順一】

セットリスト

『callme Live 2017「Health-Sports Day 」』

10月9日 東京・恵比寿LIQUIDROOM

01.Way I am
02.Confession
03.In my dream
04.One time
05.Real love
06.I'm alone
07.Keep trying
08.BB for[edit]
09.SETAGAYA
10.Medley01
11.collabo_[edit]
12.It’ s own way
13.Peaceful world
14.My affection
15.Run Run Run
16.Don't be afraid
17.step by step

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