SalyuとNakamuraEmiの2人で東名阪を回るツアーをスタート(撮影=Yukari Morissie)

 シンガーのSalyuとNakamuraEmiが10月3日、東京・渋谷CLUB QUATTROで2マンライブ『QUATTRO MIRAGE presents「TOUR MIRAGE 2017」』の初日公演をおこなった。クラブクアトロが主宰するツアーは東京を皮切りに、10日に名古屋、11日に大阪と東名阪を2人で回るというもの。東京公演ではオープニングアクトにシンガーソングライターの桐嶋ノドカが出演。NakamuraEmiはグルーヴィに言葉を紡ぎ、Salyuは幻想的とも言える世界観で歌い上げた。

 クラブクアトロが主宰するイベントに、SalyuとNakamuraEmiが出演。ジャンルこそ違えど、ソウルフルで熱い歌を聴かせる女性シンガーという共通点を持つ2人。その両名が東名阪を回り競演。この日は、桐嶋ノドカをオープニングアクトに迎え、計3組によるライブを展開。

 会場の渋谷CLUB QUATTROは満員御礼。多くの人がこの共演に期待を胸にしていた。実力派シンガー同士の競演は、各々を高め合いながらステージを作り上げていく。

 美しいメロディと伸びやかな歌声で魅了した桐嶋ノドカ、ヒップホップ要素を取り入れグルーヴィでメッセージ力の高い言葉で紡いだNakamuraEmi、そして、オーディエンスを内面から高揚感を煽り、唯一無二の歌声で独特な世界に誘ったSalyu。3者3様のパフォーマンスはオーディエンスの視線と耳を虜にした。

 Salyuはこの対バンライブについて、「一緒にステージを作り上げていくというのは学べることが多かったり、楽しいことも多い、本当に感謝です」とこのイベントへの感謝を告げた。アンコールではSalyuがステージに2人を呼び込むと、Salyuの歌を聴いて感動したNakamuraEmiは、涙を拭いながらステージに登場。それを見たSalyuは「涙を流しながら歌うということも、ボーカリストの経験の中にあってもいいと思います」と優しく声をかける場面も。

 10月10日に愛知・名古屋CLUB QUATTRO、11日に大阪・梅田CLUB QUATTROで開催。このツアーを経て、お互いにどのような相乗効果を生み出すのか楽しみだ。

【取材=村上順一】

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