おすすめシーン
――お二人の考える映画のオススメのシーンを教えていただけますか?
秋元真夏 いくつかあるのですが、すごくハッとしたシーンは、ワンダーウーマンの恰好をしているヒロインが町に出てきて、服を買って着替えるシーン。彼女が試着室で何度も着替えては出てくる、というところがあるのですが、そこでどの服を着ている時にも「やっぱりこの人、メッチャ綺麗!」ということを改めて思いました。
ワンダーウーマンの戦闘服はセクシーで格好良いけど、普通の服を着たところを見ないと、基準としてわからないじゃないですか。普通の服に着替えた時に、より美しさを実感したというか…ただ強い人じゃないというところにすごくハッとしました。
――メガネを掛けても、可愛かったですもんね。
秋元真夏 そう! あの「ニコッ!」と笑った笑顔の感じとか。私たち女の人でも「うわ~」とやられちゃいそうな感じもしましたね(笑)。
齋藤飛鳥 私もその着替えるシーンが好きなのですが、気になったのは、ヒロインがこれまで普通の服を着る機会がなかったから、スカートやドレスを着ても「戦えるか?」みたいな感じで、どれだけ足が開けるかみたいなことを、足を開いて確かめているシーンが、すごく可愛いなと思いました(笑)。
――ギャップ萌えですか?
齋藤飛鳥 まさしく。強さや美しさが、ちょっと抜けているシーンなど。いきなり突拍子もないことを言うシーンもあったり。逆にそういう面があるからこそ、強さを見せる部分がはっきり際立って見えたように感じました。だから、そういう力の抜けたシーンがわりと好きで。でもそこはクスクス笑いながら楽しく見られましたね。
――秋元さんはロサンゼルスでおこなわれたワールドプレミアで、ヒロインのダイアナを演じた女優のガル・ガドットさんに実際にお会いされたそうですが、どのような印象を抱かれましたか?
秋元真夏 映画を見て、その直後にお会いしたのですが、映画のイメージが頭に残っていて、強いイメージというか「もしかして怖い人なのかな?」と思っていました。だから、メンバーの高山(一美)と2人で行ったのですが、対面前には2人でメチャメチャ緊張していて「インタビューで尋ねることを、絶対間違えないようにしよう!」と、インタビューの質問を何回も復唱して、練習してからインタビューの部屋に入りました。
でも、入った瞬間に見たガルさんの表情は、劇中のダイアナとは全く違う表情というか、すごく柔らかい笑顔で、とても優しく接していただいて。
お子さんもいらっしゃるそうなのですが、本当に母親の表情をされていました。すごく温かく迎えてくださったし、私たちが日本から来たということで、すごく歓迎していただきました。インタビューもいろいろ答えていただいて、写真を撮る時もめちゃくちゃ優しくて、腰に手をまわしてくださったり、本当に暖かい空気を感じましたね。
――パティ・ジェンキンス監督はいかがでしたか?
秋元真夏 実はジェンキンス監督のことを、実際お会いするまではあまりよく知りませんでした。でも、作品のことをお聞きしようとインタビュールームに入った瞬間、「女優さんなのでは?」という感じの雰囲気で、本当にビックリしました。見た目も綺麗で、この映画に出ていてもおかしくないと思いました。
――インタビューの内容としては、どのようなことを語られていましたか?
秋元真夏 「すごく女性の強さを描きたい」ということをおっしゃっていました。そして、その場で私たちがこの作品に関して「日本のアンバサダーを務めてもらいたい」と言っていただきまして。私たちアイドルが務めさせていただくなんて、すごい大役だし「いいのかな?」と思ったのですが、直接笑顔で「お願いするわ!」と言っていただいたので、頑張ってこの作品を日本に広めなきゃ! という気持ちになりました。
――直接オファーですか? すごいですね。
秋元真夏 本当に。でも皆さん、海外のスターの方は気さくというよりは緊張しちゃう感じの雰囲気の人が多いだろう、というイメージを持っていたのですが、皆さんやっぱりすごく気さくで、すごくイメージも変わりました。
――それは貴重な体験でしたね。齋藤さんからしてみると「なんで私も呼んでくれなかったの!?」という感じで、羨ましくありませんでした?
齋藤飛鳥 いやいや、そんなことないですよ(笑)。でも、生で彼女の美しさを見たかったですね。日本に帰ってきて(真夏が)すごく言うわけですよ。「背中がチョー綺麗だった!」みたいに(笑)。
秋元真夏 そう、本当に背中がヤバかったの! ガルさんはめちゃくちゃスタイルが良かったし、インタビューの時は、ペタンコの靴を履いていたのですが、私たちは革靴でちょっとヒールがあったものを履いていたにもかかわらず「足の位置、おかしいでしょ!」というくらい足が長くて(笑)。当日はセクシーでカッコいい服を着られていたのですが、本当にガルさんじゃないと、この衣装は着られないな、と思えるくらい綺麗でした。

















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