記者会見に出席した、NMB48加藤夕夏、渋谷凪咲、レイザーラモンRG、藤井隆、椿鬼奴、エグスプロージョン(撮影=小池直也)

 吉本興業の芸人ソング、音楽ネタ、リズムネタが聴き放題の配信サービス『Laugh & Peace Music』配信開始に関する記者会見が5日、渋谷・よしもと∞ホールでおこなわれた。藤井隆、NMB48の渋谷凪咲(しぶや・なぎさ)と加藤夕夏、レイザーラモンRG、fumika、椿鬼奴、エグスプロージョンのまちゃあきとおばらよしおが出席。このなかで藤井は自身が歌ったヒット曲「ナンダカンダ」(2000年)について振り返り、「当時なぜやらせて頂いたかわからなかったけど、あの曲のおかげで色々な所にジャンプさせてもらえました。本当に僕は恵まれています」としみじみ語った。

 『Laugh & Peace Music』は吉本興業の芸人ソング、音ネタ、リズムネタをブランド化するもの。吉本興業所属の芸人やアーティストの楽曲がこのブランドのもと、同日から10種類の定額制音楽配信サービスで楽しむ事ができるようになる。

 渋谷と加藤、藤井、レイザーラモンRG、椿鬼奴、まちゃあきとおばらよしお、7人それぞれが持ち曲とともにステージ上に登場して、イベントはスタート。全員で自由なトークを展開してから、『Laugh & Peace Music』から配信される楽曲がミュージックビデオとともに紹介されていく。そこには「WOW WAR TONIGHT 〜時には起こせよムーヴメント」(1995年)、「エキセントリック少年ボウイ」のテーマ(1997年)や「PERFECT HUMAN」(2015年)などのヒット曲も含まれていた。

 自身の楽曲「ナンダカンダ」も配信が決定している、藤井は「当時なぜやらせて頂いたかわからなくて、照れくさいというのもあったんです。でも、あの曲のおかげで色々な所にジャンプさせてもらえました。『幼稚園の頃聴いてました』と言って貰えたり、子供の頃に聴いていた方が大人になっている。本当に僕は恵まれています」としみじみ。

 さらに藤井は「今考えると、吉本の先輩達も歌ってきたという事がわかります。こうして色々な楽曲が配信される事は、晴れ晴れとした気持ちです」と述べた。

 20歳の渋谷は「ナンダカンダ」について問われると「小耳には挟んだことはあるんですけど…」としながらも、「次の世代に受け継がれていくと思います」と気の効いたコメントを聞かせた。また、19歳の加藤は「『あたりまえ体操』は小さい頃に学校で流行っていました」と話し、年上の登壇者を驚かせていた。

「DANGEROUS feat.RG」を披露した、fumikaとレイザーラモンRG(撮影=小池直也)

 エグスプロージョンの2人はWest End X Yukiの「SO.YA.NA」(1995年)を印象的な楽曲として挙げ、「ある時からヒップホップの爆裂なブームが始まって、その後に今田耕司さんと東野幸治さんが『SO.YA.NA』をやられて。こっちの方が良いんじゃないかと話題になりましたね」と当時を回想した。

 イベント後半ではレコチョク、KKBOX、LINE MUSICの担当者がそれぞれのサービスと『Laugh & Peace Music』の提携について説明がなされた。この中でNMB48の配信曲のプレイリストについて話が及ぶと、加藤は「NMBの曲は可愛いだけではなく、クセのある曲もたくさんあります。プレイリストはNMBの良さがギュッと詰まったベストアルバムです」と解説した。また、8月発売のニューアルバムについては「本当に素敵なアルバムになっていますので、一緒に楽しみましょう」とアピール。

 最後に「アーティストと芸人の芸人の融合」という事で、シンガーのfumikaが「DANGEROUS feat.RG」を生披露。客演参加したレイザーラモンRGはラップを披露し、fumikaの力強い声とのコラボレーションを見せた。(取材・撮影=小池直也)

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