高村光太郎氏による有名な彫像作品「手」を前に、想いを語る宮田文化庁長官

 関ジャニ∞の横山裕と丸山隆平が6月30日、東京国立近代美術館でおこなわれた『プレミアム“カルチャー”フライデー』PRイベントに、文化庁の宮田亮平長官、同館の神代浩館長らとともに登壇。館の特別な所蔵品を目の前にして興奮気味の宮田長官に、丸山がツッコミを受け爆笑を呼ぶ場面があった。

 プレミアムフライデー推進協議会では、様々なテーマで新たな活用方法を提案する方針を打ち出している一方で、関ジャニ∞をプレミアムフライデーナビゲーターとして任命、この日は横山と丸山が代表して登壇した。

 開始から五回目を迎えたこの日は「プレミアム“カルチャー”フライデー」と題し、美術館の開館時間を延長するなど、文化という切り口での取り組みを行うことを紹介。今回は東京国立近代美術館の門外不出の所蔵である、詩人・彫刻家の高村光太郎氏による有名な彫像作品「手」が披露され、これをモチーフとし例として像のポーズを自身で取り、作者の意図を推し量るなど、気軽に美術に親しみ楽しむ手法などが説明された。

 近年、芸術に非常に興味を持っている丸山は、いきなりこの像を見て、説明を前に「うぉっ!す げー! 光太郎だ!」と感嘆の声。一方で最近「一目惚れした」と絵を購入したことや、ミュージカル映画や舞台などを積極的に観覧、芸術に傾倒している様子を告白すると、横山に「マルが大人になったなと思いましたね」と驚きの声を上げていた。

 しかしそんな丸山らを尻目に、宮田長官は「いや~これが出てくるとは思わなかった」と彫像に魅せられている様子を見せる。彫像に目が釘付けになっている宮田長官に、丸山が「ご存じなんですね」とたずねられると「当たり前ですよ!」といきなり厳しい一言を受け、笑いを誘う。

 50数年前に芸大の受験のため、近代美術館の展示越しに像を何度も見に行っていたという宮田長官は、なかなか見ることができないという角度からの像の様子などに感動し「早くお前たちの話が終わらないかと待っていた」と思わず本音を漏らし、さらに爆笑を誘っていた。

 他方で横山は『プレミアム“カルチャー”フライデー』の取り組みとして東京国立近代美術館の屋外にビアバーが設けられることが明かされると「そっちの方に興味がありますね」と急に目を輝かせ、神代館長から「是非美術館によってから、お酒を飲まれると美味しくなりますから」とツッコミを入れられ、笑いを誘っていた。(取材・撮影=桂 伸也)

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