さや姉、自己最高4位

さや姉こと山本彩

 NMB48須藤凜々花の話題が収まらない。“恋愛禁止”を飛び越えて“結婚宣言”したのは17日の「第9回AKB48選抜総選挙」。今なお須藤の真意が不明のなかで、NMB48のキャプテンで、人気・実力でけん引するエースの“さや姉”こと山本彩の心労を気遣う声が多く出ている。

 17日に沖縄県で開催された「第9回AKB48選抜総選挙」。HKT48指原莉乃が前人未到の3連覇を達成し、2位に入ったAKB48渡辺麻友が卒業を発表するなど話題を集めたが、3日経った今でも話題の中心には須藤がいる。

 20位にランクインした須藤は、自らの壇上スピ―チで「初めて人を好きになりました。私、NMB48須藤凜々花は結婚します」とコメント。“恋愛禁止”が掲げられているAKB48グループながら、“恋愛”を飛び越えて“結婚宣言”した前代未聞の発言に周囲は騒然。ファンはもとより、AKB48グループのメンバーやOGからも批判の声が挙がるなど騒動に発展した。

 NMB48のキャプテンで、須藤が所属するチームNのキャプテンでもある山本は選抜総選挙が開催された当日、自身のツイッターを更新し「今は、正直何と言って良いのか分かりません。申し訳ないです」とコメント。自らも当惑する様子を伝えた。

 そして、翌18日になり今度はブログを更新した山本。「皆さんへ」と題したエントリーでは、選抜総選挙でNMB48から10人がランクインしたことを報告。喜びやメンバーの健闘を称え、自らも鼓舞された心境を明かした。

 さらに、山本は「凜々花の結婚発表について」もコメントした。心配をかけたことを深く詫びる山本は、自身も須藤の“結婚宣言”を事前に知らなかったとし、半信半疑の気持ちを抱いたことを綴った。

 NMB48メンバー内から祝福の声が挙がったことに山本は「どうすれば良いか分からない中、咄嗟に考えたNMBメンバーなりの配慮だったと思います」との見解を伝える。

 その上で、「今まで須藤凜々花という1人の人間と向き合い その努力や軌跡を見てきた身としては 一緒に過ごした間に積み上がった信頼も決して薄くないので 全てを簡単に否定出来ないというのが本音です」と葛藤を抱えた心境を率直に明かした。

 須藤の口から真意が明かされていない中で、何かを伝えるのは筋が通らないとも考えている様子の山本。「凜々花からの言葉を改めて聞いて また私から書かせて頂くかと思います」と文章を締めくくっている。

 山本のブログは20日現在、このエントリーが最新。ツイッターも前述のツイート以降、更新されていない。

 そうした中、ネット上では山本が抱えた葛藤、痛みを含めて心労を懸念する声が相次いでいる。

 ネット上には「怒りたくても怒れないし、余計なことは言ってはいけないし かといって何もしない訳にもいかない」と山本の心境を推察し、「非常に辛い立場だろうな」と気遣うコメントが寄せられる。

 さらに、山本はNMB48の1期生だが、同じく1期生の山田菜々、上西恵、渡辺美優紀らはすでに卒業。今年の選抜総選挙には山本に加え、1期生の現役メンバーである木下百花も不出馬だった。

 ネットユーザーからは「今回はさや姉、百花が現場にいなかった みるきー、菜々、けいっち、肩幅さん、 れいにゃん、梅ちゃんらも既にいない」との指摘が挙がった。

 そして、「みるきーや菜々、肩幅さん、けいっちなどがいた頃は、さや姉が立場上言えないこと代わりに言ったり、手の届かないとこを細かいフォローも出来た」としつつ、「れいにゃん、梅ちゃんとか『わかってる』ベテランもいなくなったし」と山本の負担が大きくなっているとするコメントも見られる。

 また、AKB48を例にしながら「たかみなが、こじはるや峯岸に頼るのと同じくらい、頼れるのはオリメンだから。アカリン、みるるんらがしっかりしてやらないと」と同じく1期生で現役メンバーの吉田朱里や白間美瑠に山本のサポートをして欲しいと願望する声も上がった。

 なかには不吉な推察をする動きも。「どう考えればいいか分からん状況かもね 卒業が早まりそうだ」「心労からダウンし、卒業早まる」などと、山本がグループからの卒業に舵を取る可能性を指摘する人も見られている。

 今回の騒動は、須藤の真意が明らかになるまで落ち着く気配は見られていない。それだけに、山本自身やその心労に対するファンの気遣いは、釈明会見が開かれるまで、ますます大きくなるものと推察される。

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