“Y”を多角的に捉えて欲しい、C&K 紅白を本気で見据える新曲
INTERVIEW

“Y”を多角的に捉えて欲しい、C&K 紅白を本気で見据える新曲


記者:村上順一

撮影:

掲載:17年06月13日

読了時間:約17分

結成当初からの夢だった『NHK紅白歌合戦』出場への意欲を示すC&K

 CLIEVYとKEENによる2人組ボーカルユニットのC&Kが6月7日に、通算15枚目となるシングル「Y」をリリースする。2008年に大学の先輩後輩という関係からスタートし、音楽サークルで歌い始めたのがきっかけで結成。2010年「梅雨明け宣言」でメジャーデビュー。その後もライブ活動やリリースを続け、昨年8月には福岡・海の中道海浜公園で1万5千人を動員するなど人気を集めている。今作は、昨年から温め続けてきた渾身の1曲。彼らの魅力でもある歌唱力が活かされたバラードで、KEENは「それぞれが思う“Y”を多角的に捉えて欲しい」とそれぞれの人生に投影させてほしいとも述べている。この曲で結成当初からの夢だった『NHK紅白歌合戦』への出場を目指すと決意も示している。同曲に寄せる想いとは。2人の出会いなどを含めて話を聞いた。

基本に忠実にという事でしかない

C&K

――お二人は長い付き合いなんですよね。C&Kを始めたきっかけは?

CLIEVY 僕達は大学の先輩と後輩の関係で、同じ音楽サークルに入っていてそこで出会いました。そのサークルのイベントに出てオリジナル曲を歌ったのがきっかけです。

――それまでお互いに個々の音楽活動はありましたか?

CLIEVY ギターを弾いたり、弾き語りをしたり、たまにバンドをやっているくらいの感じでした。あとはカラオケです。

KEEN 僕もたまに友達とカラオケに行くくらいでしたね。CLIEVYともよくカラオケには行っていました。

――やはり当時から歌唱力の評判は良かったですか?

CLIEVY 特にそういう事はなかったですね。僕は声が高かったので、それこそイルカと喋れるくらいです。普通の人が喋れないくらいの高さですね。コウモリとかは、なんとか聴こえるくらい(笑)。

――(笑)。KEENさんはまわりから「歌手になった方がいいんじゃない?」などと言われた事は?

KEEN そう言われたことはありました。でも、個人的にはプロになるよりも素人のままで上手く歌える方が楽だなと思っていましたけど。

――ということは、大学時代はプロを目指していた訳ではなかったのでしょうか?

CLIEVY そうですね。趣味でやっているというだけでした。定期的に開かれるサークルのイベントに向けて練習をするという感じです。

――どのタイミングでプロを意識し始めたのでしょうか?

CLIEVY 同じ事務所の九州男くんと会って、何となく一緒にツアーなどに行くようになって、今の事務所に所属する事になり、徐々に僕達のCDも出そうかという事になっていきました。

――自然な流れで?

CLIEVY そうです。かなり自然でしたね。長い時間をかけて、川のように流れていきました。

KEEN だから僕達はデモテープをガンガン送るというような事はなくて、出会いが出会いを繋いで、いつの間にかこうなっていたという感じです。

――結成されて9年が経ちます。“9年目のネクストブレイク”というキャッチフレーズもありますが、1万人を集められる規模のユニットなので、ネクストブレイクというか、既にブレイクしているのではないかと思うのですが。

CLIEVY ドーンと来たという感じでもなく、徐々に積み重ねてきたので。ブレイクというのはどんな人でもこの曲、アーティストのことを知っているという状態だと僕は思っているので、まだブレイクはしてないと思っています。

――1万人集めるという事は大変な事ですよね。これまでどういった方法で活動していたのでしょうか?

CLIEVY 小さなライブをいっぱいやっていたという、至ってシンプルな方法です。その1本1本をより真剣にやっていました。

KEEN フェスに来て初めて観てくれたお客さんを掴んで、ワンマンライブに落とし込んで、ワンマンで更に満足させてという、その繰り返しです。

――基本的な方法ではありますが、実際それをやり続ける事は難しかったと思います。

CLIEVY そうですね。でも基本に忠実にという事でしかないです。映画のタイアップが決まったとか、そういうこともないですし。ライブをやって、そこで人と出会って、TVなどに誘ってくれたらそこでも頑張って。それしかないです。

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