アニメ『恋と嘘』のオープニング曲を担当したフレデリック

 フレデリックが、7月からTOKYOMXで放送されるアニメ『恋と嘘』のオープニング曲「かなしいうれしい」を書き下ろした。今作は8月に発売予定。三原康司(Ba)は「かなしいとうれしいの感情を大事に、より合わせました」と作品に込めた想いを述べている。

 『恋と嘘』は、『マンガボックス』で連載中のムサオ氏による同名漫画が原作。政府によって結婚が決められた少女と、忘れられない初恋の少女との間で心が揺れ動く少年の恋愛物語。

 フレデリックは同アニメのOPを担当。新曲「かなしいうれしい」を書き下ろした。同曲は「かなしい」と「うれしい」というふたつの相反する感情が織り交ぜられた歌詞と、フレデリックらしいミニマルなサウンドが耳に残る楽曲となっている。

 『恋と嘘』のために新曲を書き下ろしたフレデリックの三原康司は、「オープニングテーマをフレデリックに担当させてもらえた事を嬉しく思います。お話をいただく前から原作とは出会っていて、作品の中にある『嘘』への純粋な想い、繊細な絵のタッチにとても惹かれました」と原作の世界観に惹かれていたという。

 続けて「シーンを重ねるごとに大きくなる想いの様に、『かなしい』と『うれしい』の感情を大事に、より合わせました。自分も想像していなかった程、今までにない儚さを持ったフレデリックらしい1曲が出来上がりました。アニメのストーリーとともに音楽が寄り添って聴こえるよう、少しでも『恋と嘘』の力になれたらと思います」と作品に込めた想いを述べている。

 原作者のムサオ氏は、「頂いたデモを聴きながら、涙を流す表情のキャラを描いていた時、ふと『この人達は誰かを好きだからこんなに悲しくて、誰かを好きだからこそこんなに嬉しいんだな』と、自分でも気づいていなかった角度から作品に触れる事ができ、改めて音楽の力ってすごい! と感じました」と感心した様子。

 さらに「こんな素敵なバンドに、作者以上に作品を読み込んで真摯に曲を作って貰える幸運をとても嬉しく思います。本当に大好きな曲なので、どちらのファンの方にも聴いて頂けるのが楽しみです!」と喜んだ。

この記事の写真

記事タグ 


コメントを書く(ユーザー登録不要)