デーモン閣下が高市総務大臣。ドラムを叩く姿を披露した高市総務大臣

 デーモン閣下が、総務省の「電波利用環境保護周知啓発強化期間」のイメージキャラクターに選ばれた。1日、デーモン閣下の全国ツアー東京公演の前に、Zepp Tokyoで会見が開かれ、高市早苗総務大臣同席のもと、思いを語った。

 デーモン閣下は、ソロアルバム『EXISTENCE』を引っ提げた全国ツアー『DEMON’S ROCK “EXISTENCE” TOUR, DC19』を展開。1日はその初日公演で、東京・Zepp Tokyoでおこなわれた。

 この日の1日は、昭和25年から続いている「電波の日」に該当し、電波法が施行され、電波の利用が広く国民に解放されたことを記念する記念日となっている。総務省は1日から10日までを「電波利用環境保護周知啓発強化期間」として電波利用環境保護に関する周知・啓発活動を実施。そして今年度のイメージキャラクターにデーモン閣下が起用された。この起用は、数ある候補者の中から高市総務大臣自らがデーモン閣下に熱いラブコールを送り実現したという。

 高市総務大臣がデーモン閣下を選んだ理由について、キャンペーンのポスターを指しながら「まずこのド迫力。それにこの『電波のルールを順守せよ』というキャッチフレーズ。上から目線で言われても、閣下に言われたら絶対に逆らえない雰囲気が。そのほかいろんなことがあってこれがいいと」と事前に配布されたポスターのデザインにぞっこんだったことと合わせ、デーモン閣下が幅広い影響力を持つことを決め手として、イメージキャラクターに選択したことを明かした。

デーモン閣下が高市総務大臣

 4月10日にはデーモン閣下が高市総務大臣を表敬訪問しており、その際に高市大臣が、かつて大学生時代に音楽サークルに入り、ハードロックバンドでドラムを担当、ハードロック/ヘヴィメタルではスタンダードとも入れるツーバス(バスドラム二つの奏法)をプレーし、本格的な活動でプロを目指していた一方で、当時大学のサークルでバンド活動をおこない、華々しくメジャーデビューした聖飢魔IIをとてもうらやましく思っていたというエピソードを語っていたという。

 その際の印象をデーモン閣下は「実に気さくでフレンドリーというか。ドラム談議にしばらく話が咲いて、コージー・パウエルとかイアン・ペイスとか、そんな単語を大臣執務室で会話をしたのがとても新鮮だった」と語った。

 そのきっかけでこの日もデーモン閣下が高市総務大臣をライブに招待。高市総務大臣は「この前から、国会の答弁資料を読みながら閣下のCDを聴きまくっておりました。うちの主人もすごく気に入りまして」とデーモン閣下をかなり気に入っている様子を語りながら「今日も朝からずっと国会答弁をしていましたが、委員会室から直行! 遅れないように必死にやってまいりました! しかも関西のおばちゃんらしいヒョウ柄で決めてまいりました」とこの日に向けた気合いの程を語り、笑いを誘っていた。

 そんな高市総務大臣にデーモン閣下は「本当は舞台の上でドラムを一発叩いてもらおうぐらいのことは企んでいたんですが…」とこの日企みがありながら、高市総務大臣自身の意向で辞退されたことを明かしながら「でもいずれは。是非練習していただいて、吾が輩と一緒に『Burn』(ディープ・パープルのナンバー)を」と宣言。高市総務大臣は「『Burn』を叩いていいんですが!? では『Smoke on the Water』(同じくディープ・パープルのナンバー)も」と喜びをあらにしていた。

 また高市総務大臣は、フォトセッションではデーモン閣下とともにドラムを叩くポーズを見せるなど、ノリの良さでフレンドリーな様子を見せた。その姿にデーモン閣下は「これ、絶対使われるよ」と一言、笑いを誘っていた。(取材・撮影=桂 伸也)

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