大人っぽさを、MAG!C☆PRINCE 成長みせた「別れ」を歌った新曲
INTERVIEW

大人っぽさを、MAG!C☆PRINCE 成長みせた「別れ」を歌った新曲


記者:村上順一

撮影:

掲載:17年05月08日

読了時間:約16分

新曲で初々しさから一つ成長して大人っぽさをみせたMAG!C☆PRINCE

 東海発男性アイドルグループのMAG!C☆PRINCE(マジックプリンス、略称=マジプリ)が5月3日に、通算4枚目となるシングル「UPDATE」をリリース。今作は大切な人との別れを歌った、クールな楽曲。今まではフレッシュで元気な楽曲が多かった彼らが、一歩成長し大人っぽさを表現したサウンドアプローチとなった。振付は、お笑いコンビ、オリエンタルラジオを中心に結成された、ダンス&ボーカルユニット・RADIO FISHでも活躍中のFISHBOYがおこなった。今までとは一味違うダンス、そして、メンバーに訪れた「別れ」、自身が“UPDATE”したことなどを5人に聞いた。

“大人っぽさ”というものを出して行きたい

阿部周平

――今までの楽曲はポップで元気な感じが多いというイメージでしたが、今作ではEDMサウンドであったりとクールな印象です。なぜ今作はこういったアプローチになったのでしょうか?

平野泰新 結成3年目を迎えていますが「これからはフレッシュさだけでは足りない」と思いまして。僕達は成長をしていかなければいけないので、“初々しさ”から一つ成長して、“大人っぽさ”というものを出していきたいと思いました。

――「UPDATE」を最初に聴いた時はどんな印象を受けましたか?

平野泰新 単純に「凄くカッコ良いな」というのと「いつもより歌うのが難しそうだな」という思いがありました。今までに無い曲調だったりメロディだったりするので、楽しみな反面「ちょっと難しいかな」とも。

阿部周平 今でと違ってカッコ良く見せられる曲にしたいと思いました。元気さなどよりもカッコ良さで皆に勝ちたいという意識が磨ける曲だと思います。“いかにカッコ良く踊るか”ですね。

西岡健吾 ダンスも難しくて大変です。デビューシングル「絶対☆アイシテル!」以来、FISHBOYさんが振付をしてくれて、その時とは比べものにならないくらい難しくなっています。

――デビュー当時は「ダンスはまだまだ」と以前、話しておられましたが、そこから成長したから「こういうダンスもいけるだろう」というFISHBOYさんの判断もあるのでしょうね。

西岡健吾 そうなんです。「もう踊れるから!」と言ってくださって難しい振付になったので、僕らも成長を感じました。

――特に難しかったところは?

西岡健吾 出だしのところから一人ずつのタイミングで振付が変わっていくところを揃えるのが大変でした。細かいところの動きを音に沿って踊るのは何度も練習しました。

――けっこう練習期間を設けた?

西岡健吾 振付は2日くらいです。披露するまでにけっこう時間があったので、その間にたくさん練習をして出来るようになってきました。初披露の前にMVでダンスシーンの撮影があったので、そこでも練習しました。

永田薫

――大城さんは「UPDATE」を最初に聴いてどう思いましたか?

大城光 僕は歌に対して、感情を込めて自分の言葉にして歌わないと相手にも伝わらないという気持ちがありました。歌っている時の表情やダンスからの表情、僕が思っている事を目で訴えるという事を意識してやるという事を、この曲から「頑張らなきゃ」と思ってからは、色んな曲に活きています。

 楽しい時は本当に楽しさが伝わっていたりして、それで皆を巻き込めている感触もあります。この曲は僕達が成長したところを見せられる曲でもあり、僕達が成長するための曲でもあったのかなと思います。

――成長という意味での“UPDATE”だったりもしますか?

大城光 歌詞では「UPDATE出来ない」と歌っていますが、僕達はこの曲で“UPDATE”していけるのではないかな、と思います。

――平野さんはどうでしょう? 今回アクロバットがないんですよね。

平野泰新 今回は、アクロバットはしていないですけど、けっこうガッツリと細かい振りで踊れるのが凄く嬉しいです。難しい事をやらないと技術的にもレベルアップしないので、最初は多少出来なくても良いので難しい振りがやりたかったんです。そういう点で「UPDATE」は今までよりも技術が必要になってくるダンスなので、見応えと聴き応えのある曲だと思います。

永田薫 僕はこの曲のデモを聴いた時に「難しい曲だな」と感じたのですが、こういう難しいところも僕達に求められてきたんだなと思いました。そういうレベルに来たと感じたので、期待に応えたければと曲を聴いた時に思いました。ダンスも難しいので、成長した部分を見せないと。正直、そのレベルに追いついているのか分からないですが、どんどん練習していかないといけないと思いました。

――イベントを観覧しましたが、成長したことがすごく伝わってきました。これから先、こういった楽曲をやっていきたいという事も見えてきたのでは?

永田薫 そういう思いもありますが、自分達から言えるくらいの実力があるかと言えば、まだそれほどでもないので。希望を強いて挙げれば、凄いセクシーな曲を歌ってみたいです。そういう楽曲がきた時に、自分の実力が追い付いたんだ、と思えれば良いですね。

――「UPDATE」はどんな時に聴いたらより刺さる楽曲でしょうか?

平野泰新 行き詰まっている時とか、落ち込んでいる時とか、そういう時に聴いて頂くと共感して頂けるのかなと思います。素直に心の中に入ってくると思います。失恋がテーマの曲でもあるので、どちらかと言うとこの曲は、ポジティブ的な事ではないんですけど、ネガティブでもないんです。自分の中の葛藤を歌にしているので「頑張ろう」という気持ちが心の中で芽生えてくると思います。そういう時に聴いて頂くと一番心に染みるのかなと思います。

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