自身初のアーティストブックの発売記念イベントをおこなった井上苑子

自身初のアーティストブックの発売記念イベントをおこなった井上苑子

 シンガーソングライターの井上苑子(19)が4月30日、東京・渋谷で、自身初のアーティストブック『井上は。井上苑子1ST ARTIST BOOK』の発売を記念して『井上書店。』限定開店した。イベント前には取材に応じ「映りもええ感じにしてもらった」と同書への手ごたえを語った。

 『井上は。井上苑子1ST ARTIST BOOK』は、井上の初となるアーティストブック。タイトルは、本人の“口癖”をそのまま採用、直筆の題字として表紙にデザインしている。彼女の“旬”を詰め込んだ1冊として“MUSIC”、“PLACE”、“THINGS”、“PEOPLE”、“NOW”、“FUTURE”の6章で構成されており、ロング・インタビューや自身のPLAYLIST、写真、さらには101の質問、ラジオの生放送現場密着、家族との往復書簡や先輩アーティストなどで構成されている。

 アーティストブックの出来栄えに、井上は「盛りだくさんだなというのが一番。カッコいい写真もカワイイ写真もあったり、映りもええ感じにしてもらってありがたいです!」と満足の様子を見せた。

ファンに手渡しする井上苑子

 自身のお気に入りは、周辺スタッフによる「証言」コーナーと語り「普段もお世話になっているスタッフさんが、こんなことを思って私とお仕事をしていただいているんだ、と思って、これを読んだ時にはメチャメチャ泣きましたね」とそのポイントを語った。

 “PLACE”のコーナーでは、大阪と東京の大切な場所を巡り撮影された写真が多く披露されている。特に上京前に度々路上ライブをしていた場所や、ライブハウスなど思い出深い場所を巡った大阪に対して「帰ると路上ライブをしていたことをすごく思い出します。あの時ずっと東京に憧れて、ずっと行きたいという思いがすごく強かったので、今帰ってもその時の苦しい気持ちを思い出しますね。辛かった思い出もあるし、原点だとも思っています」と改めてその思いを明かした。

 この日のイベントでは『井上書店。』と銘打ち、井上を書店の店長として300人のファンにアーティストブックを手渡しするサービスを実施。顔見知りのファンも訪れ、短い時間ながら握手や会話を楽しんでいた。

 また最近は度々本屋に行くようになったという井上は「昔から少女マンガが好きだったので、本屋に行ってもそのコーナーに行っちゃってたけど、最近は小説を読んで自分の中で想像するのが楽しくなっちゃって」と語りながら、特に恋愛小説に入れ込んでいることを明かしていた。(取材・撮影=桂 伸也)

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