井上苑子が11日、東京・新木場STUDIO COASTでおこなわれた、ライブイベント『#卒おめ!2019』に出演。4曲を披露するとともに、会場に訪れたこの春卒業を迎える高校生、大学生らに向け「小さな幸せに気付く」と自身の思いをエールとして送るなど、新生活への門出を祝った。

 春らしいポップな色合いのファッションで登場した井上は、序盤から元気な「線香花火」で会場を温めた井上。時には観客に向かって“Oi!Oi!”と煽りながらアクティブなステージを展開、「“春が似合う”と言ってもらえました」と観衆から掛けられた声を喜ぶとともに、春の到来へのうれしさを語る。

 2回目の出演となる今回のステージについて「今回はどんな感じかなと、前回のことを考えた」と語るとともに、自身の学生時代を「学校が大好きだったので、卒業は大きなポイントになると思う」と愛おしそうに振り返り「卒業は人生の中で大きな区切りとなるイベントじゃないですか。だから大事に歌いたいと思いました」とイベントへの思いコメント。

井上苑子

 そしてギターをセミアコギターからアコースティックギターに持ち替え、「ふたり」「なみだ」を情感たっぷりに歌い上げ、最後は「みんなで歌える歌を持ってきました」とふたたびセミアコギターに持ち替え、力いっぱいの歌で「青とオレンジ」を熱唱、自身のステージを締めくくった。

 その後、MCを務めるオリエンタルラジオのステージでは、卒業を迎える学生たちに「私は最近、小さな幸せに気付こうと思っているんです。(私は)そう生きなければと思う。だから皆さんも一緒に頑張りましょう」とエールを送った。

 『#卒おめ 2019』は「未来を明るくするために、一人でも多くの学生に特別な体験を!」という思いより、卒業と未来への旅立ちをテーマとしておこなわれる音楽イベント。MCは、オリエンタルラジオと北乃きい。井上苑子、ビッケブランカ、Kajisac house、鈴木愛理、9nine、RADIO FISH、川嶋あいなど豪華10組のアーティストがライブパフォーマンスを実施。さらにゲストとして女優の井桁弘恵、伊原六花や、故・ぼくのりりっくのぼうよみ、SKY-HIらがゲストとして登場した。【取材・撮影=桂 伸也】

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