井上苑子が22日、東京・台場のZepp DiverCity(TOKYO)でおこなわれた、ライブイベント『#卒おめ!2018』に出演。槇原敬之のカバー曲「どんなときも。」など3曲を披露。この春卒業を迎える学生ら2000人に向け「色んな事に挑戦してい欲しい」とエールを送るなど、新生活への門出を祝った。

 ライブイベントの終盤。「春に相応しい」との紹介を受けて登場した井上苑子。カジュアルな衣装に身を包んだ彼女はステージ中央に登場すると、まずは槇原敬之のカバー曲「どんなときも。」をピアノ伴奏のもとでゆっくりと披露。強弱をつけたコントラストのある歌声で魅了。

 歌い終えると「ありがとう」と囁くような声で挨拶し、笑顔を見せる。今度はアコギを肩から下げて、「ここからは元気を見せてください」と、リズミカルなナンバー「大切な君へ」を届ける。踊るピアノ、刻むギター。そのうえで歌う井上は途中、語り掛けるように優しく歌った。

 再びアコギを脱ぐと元気に挨拶。「2曲しか歌っていないのに凄い体力を使った」と笑みを浮かべると、楽屋話などユニークな話を交えて笑いを取りながら「スタッフのほとんどが学生さんで、一つにまとまっていていい」と学生参加のイベントに感銘を受けた印象を語った。

 ここで改めて「タオル持っていますか?」と促し、掛け声をレクチャー。「思いで作りましょう! “おったな”で終わらせるのではなくて“やったな!”と思い出が残せるように」と語って、アップテンポなナンバー「君がいればOK!~サマサマキュンキュン大作戦~」を披露。

 のっけからのタオル回し。井上は左右のお立ち台に立ち、タオルを回す。時折、観客を覗き込んで煽る。客席ではタオルが回され、熱気に満ち溢れた。その興奮の度合いを示すようにコールアンドレスポンスが激しく繰り広げられ、最後に井上はタオルをもった右手を天高く突き挙げて終えた。

 その後、MCを務めるオリエンタルラジオの2人ステージに。井上は、卒業を迎える学生たちに「社会人になる人もいると思います。最近の子は、内側にこもって言いたいことも言えない人がいるという印象。だからどんどんやってほしい。大人の皆さんみたいにどんどんチャレンジしてほしい」とエール。

 一方、自身については「最近整体に行きまして、体にガタがきて…。この春から、女の子らしいスタイルにしたいと思います。デコルテ(鎖骨)を出して行こうと思います」と自身の挑戦を紹介したうえで「春ツアーがロックなので。ライブに見に来てほしい」と呼びかけた。

 『#卒おめ 2018』は「未来を明るくするために、一人でも多くの学生に特別な体験を!」という想いから卒業と未来への旅立ちをテーマにした音楽イベント。MCは、オリエンタルラジオと秋本帆華(チームしゃちほこ)。井上苑子、チームしゃちほこ、FINLANDS、ベイビーレイズJAPAN、WHITE JAM、RADIO FISH、Mr.Qなど豪華10組のアーティストがライブパフォーマンスをした。会場には多くの学生たちが訪れ、若々しいエネルギーが満ち溢れていた。【取材・撮影=木村陽仁】

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