アニメで世界へ、MICHI 沖縄出身21歳 ルーツはアニソンや洋楽
INTERVIEW

アニメで世界へ、MICHI 沖縄出身21歳 ルーツはアニソンや洋楽


記者:小池直也

撮影:

掲載:17年04月28日

読了時間:約13分

ローを攻める曲がほしかった

MICHI

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――4thシングル「I4U」の手ごたえはいかがですか。

 最高です。思っていたよりも、さらに上のものが出来たなと思いました。リード曲の「I4U」をプロデュースして頂いた、Elements Gardenさん(音楽クリエイター集団)は私の声に合わせて伴奏の雰囲気を変えてくれるんです。だからボーカルのレコーディングをしてから、さらに手を加えてくれて。それは本当に贅沢な事だと思います。カップリングの「超常性ワールド」はphatmans after schoolさん(ロックバンド)に担当して頂いています。

 「I4U」はAメロを私の地声よりも低いところから歌っています。自分史上一番低いです。アニソンシンガーの方はハイトーンボイスの方が多いのですが、私の声質的にはハイトーンよりも、ローを攻めていく曲が欲しいなと思っていたところに、この曲を頂いたんです。でも、ローの表現や、高いところを歌った後に低いところを歌うのが本当に難しくて。声が言う事を聞いてくれないんですよ。なので、そのキーに慣れる様に今も練習しています。ライブでもとても盛り上がります。千葉で披露した時は、殆どの人が曲を知らないはずなのに、既存の曲よりも盛り上がってくれて驚きました。

 「超常性ワールド」は、バンドサウンドになっています。<やめ 辞め 止め ヤメだ>という歌詞がすごく好きです。レコーディングの時も心の底から歌っていました。まだライブでは披露していないので、リリースイベントでの初披露が楽しみです。

 今回のレコーディングに関しては、6時間という今まで一番長い収録になりました。数えきれないくらいテイクを重ねて、今持っている全てを目の前のマイクにぶつけました。あっという間に時間がすぎるくらいがむしゃらに歌いました。レコーディングへの向き合い方も変わりました。

「I4U」通常盤

――どんな人に聴いてもらいたいですか?

 「I4U」は、この世の中を一生懸命に生きている皆さん、アニソンが好きな皆さんに聴いて頂きたいです。「超常性ワールド」は新しい一歩を踏み出したい、殻を破りたい、予定調和の未来をぶち壊してやる!という歌詞になっていて、夢に向かっている人や、現状に悩んでいる人が勇気づけられる曲になっています。

――では、最後に7月のツアーへの意気込みをお願いします。

 今年の目標として「東京以外でワンマンライブをすること」をあげていました。なので目標は達成しました。でも成功させないと意味が無いので、絶対に成功させます。そのためにも今スタッフの皆さんと、内容を練っているところです。シンプルに「MICHI最高」「MICHIの曲をずっと聴いていたい」「MICHIの歌を聴くと、体が勝手に動いてしまう」と思ってもらえる様な最高の空間を作っていきたいと思っています

 MusicVoiceの読者の皆さんはアニソンをあまり知らない方もいらっしゃると思いますが、私のシングルを入り口に、色んなアニソンを聴いて頂けたら嬉しいです。これからもMICHIを宜しくお願い致します。

(取材=小池直也、撮影=冨田味我)

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