アニメで世界へ、MICHI 沖縄出身21歳 ルーツはアニソンや洋楽
INTERVIEW

アニメで世界へ、MICHI 沖縄出身21歳 ルーツはアニソンや洋楽


記者:小池直也

撮影:

掲載:17年04月28日

読了時間:約13分

アニメで世界へ行ける

MICHI

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――海外でのライブも何度か経験されているようですが。

 私が歌っていたアニメの主題歌がきっかけで行かせて頂きました。ロスとかボルチモアだと私がEDテーマを担当させていただいた『クロムクロ』(2016年)というアニメがNetflixで海外にも配信される事が決まったので、それを伝える宣伝隊長として、でした。パフォーマンスはもちろん、トークセッション(通訳付き)もおこないました。アメリカの方は、サムライとかロボットとかがやっぱり大好きでした。だからリアクションはすごく良かったです。そのイベントが、日本でいうコミケ(コミックマーケット)のようなものだったんです。限定グッズが目当てで来てくれる方もいらっしゃいました。

 アジアも面白かったです。『六花の勇者』と『だがしかし』(2016年)の主題歌を担当させていただいたんですが、皆さん知ってくれていたんです。YouTubeで私のMVを見てくださったんだと思うのですが、一緒に歌ってくれて、びっくりしました。大合唱でした。海外でこんなに歌ってくれる事はありませんでした。アニメイト(アニメグッズ専門店)がバンコクにもあって、そこでのリリースイベントだったんですけど。ぎゅうぎゅうで。沢山の方がサイン会に参加してくれました。インドネシアもシンガポールでも盛り上がりました。シンガポールではポニーキャニオンの声優アーティスト・アニソンシンガーがパフォーマンスを行う「P'sLIVE!」が開催されて、本当に沢山の方が来てくださいました。

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 自分としても海外での経験は自信にも繋がって、変わる機会になりました。日本だと言葉が通じる分、トークができますけど、海外だと通じないので、歌とパフォーマンスが試されたかなと。修行みたいな感じでした。でも、本当に温かったです。皆さんアニメファンで、日本が大好きなんです。だから勉強して、日本語が話せる方もいて感動しました。

 お客さんに関しては、日本と比べると個々の表現力が違いました。一人ひとりが自由なんですよ。日本の皆さんは皆で1つ。皆で同じ振りとか、同じ掛け声をして、会場の一体感を共有して楽しむイメージです。海外の方は自由。「オイオイオイ!」と声援をくださる方もいれば、日本では起きないコールをいただいたりとか、皆さん自由なんですよ。アメリカだと、じっくり聴いてくださって、終わってから立ち上がって「オー! アメージング!」みたいに、地域によっても盛り上がり方が全然違って、楽しいです。

 私はデビュー1年目から本当にありがたい経験をさせて頂いています。去年も夏だけで4カ国も行かせて頂いて。アニメのすごいところは「世界共通」なところなんです。だから私は「アニメは地球語」をモットーにしています。言葉が通じない所でも、日本語でアニメのタイトルを言うだけで盛り上がって、のれる訳じゃないですか。もっと海外でのアニメの盛り上がりに貢献できるように、頑張ります。

――海外の有名な俳優やアーティストもアニメが好きな方、多いですよね。

 ハリウッドセレブの方とかもアニメ好きを公言する方も沢山いらっしゃいますよね。ジャスティン・ビーバーさんもすごいアニメ好きらしいですね。クリス・ブラウンさんも。

――最近の洋楽もチェックされているんですか?

 今も変わらず洋楽は聴いています。アニソンも毎クールオープニング、エンディングをチェックします。常にVEVO(ミュージック・ビデオを配信するウェブサイト)を調べていますね。今はエド・シーランにハマっています。昔の曲も好きです。中森明菜さんとかもカラオケの十八番です。

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