東京パフォーマンスドール(通称・TPD)から派生した新ユニット、どるせん from TPDが9月21日に、デビューシングル「センセイのお気に入り」をリリースした。メンバーは、TPDから高嶋菜七、上西星来、櫻井紗季、脇あかりの4人と、俳優の森田甘路が演じるドラマ「でぶせん」主役の女性教師・福島満子。表題曲は、Huluオリジナルドラマ『でぶせん』の主題歌で、元ピチカート・ファイヴの小西康陽がプロデュースを手掛けた。今回は、この5人にインタビュー。ピチカート・ファイヴの大ファンを公言する満子(森田甘路)らが語る、小西節全開のキュートでポップソングに仕上がった同曲や、ドラマの舞台でもある学校生活の話などについて話を聞いた。
違うグループに所属したらこんな感じなのかな?
――「どるせん from TPD」結成の話を聞いてどういう印象を受けましたか。
櫻井紗季 初めて話を聞いた時は、メンバーが誰になるかというのは言われていなくて、企画の内容だけでした。(TPD)9人の中から数名が参加するユニットというくらいだったんです。その中に「自分も」と聞いた時は素直に嬉しかったです。今までのTPDには無かった色のユニットなのですごく新鮮でした。
上西星来 ドラマの主題歌をやらせて頂く事は初めてだったので、それが出来ると聞いた時はすごく嬉しくて。ドラマ中やエンドロールで自分達の曲が流れるという事が実感として想像できていないくらいでした。
脇あかり 私達TPDの楽曲はアニメ(タイアップ)が多かったので、ドラマの主題歌は初めてでした。素直に嬉しかったです。それに森田甘路さんとも一緒にユニットが組めるという事でそれもすごく嬉しかったです。
高嶋菜七 小西康陽さんがプロデュースして下さったというのも凄くありがたい事です。あと、みっちゃん先生(主役・福島満子)と一緒に出来る事も。グループ以外の方とのコラボは初めてなんです。それに「違うグループに所属したらこんな感じなのかな?」という感覚も味わえてとても新鮮です。
――特殊なコラボレーションですよね。
福島満子 特殊中の特殊ですよね。小劇場の劇団員がこういうグループに入れると思っていなかったので、本当にビックリしましたね。今回、ダンスも含めて全部初めてです。皆さんとも10歳以上離れているし、話も合わないし…。
TPD そんな事ないですよ!(笑)
福島満子 若い女の子というだけでもう僕は緊張してしまって、どうコミュニケーションをどうとって良いのかわからないんです(笑)。
――今回のレコーディングはどうでしたか?
櫻井紗季 声色を変えて、ちょっと台詞のような「とぼけた感じ」とか「反抗期な感じ」とか、ニュアンスを変えながらお芝居チックなレコーディングをしたんです。とても新鮮で楽しかったです。
――歌詞を見てみると、可愛い感じの曲調ですが意外とブラックな部分もありますね。
福島満子 「ゆ・と・り!」とか歌ってますもんね。
――福島さん、ハモってますよね?
福島満子 後半ちょっとハモってますね。
上西星来 色んなバージョンがあるんですよね。
高嶋菜七 声が被さっているんです。アニメ声とかを色々被せているので、多分それがハーモニーとなって聴こえているのかなと思います。
――今回はどなたに振付をつけて頂いたのでしょうか?
脇あかり 林希先生に。TPDの振り付けもやって下さっている先生です。
――苦労した点はありましたか?
高嶋菜七 私達TPDの曲調はBPMが速いんですよ。でも今回は、いつもの曲よりもゆっくりだったので、逆に歌うのが難しかったです。
脇あかり あと、MVの撮影の時はヘッドセットだったんです。だから、歌や両手でアクションをするのがけっこう大変でした。
――福島さんはダンスで苦労した点は?
福島満子 ダンスも歌も、なにしろ全部が初めてだったので…。
――かなり練習されたんですか?
櫻井紗季 みっちゃん、キレキレですよ。
福島満子 しましたね。夜の公園で。
櫻井紗季 その辺はダンサーっぽいですよね。
福島満子 昼に練習するには照れ臭いなと思って、夜に練習していました。夜でも目立っていたんですけど(笑)。でも、センターをやらせて頂いたので、楽といえば楽でした。動かないので(笑)。4人のメンバーは縦横無尽に動くんですよ。それが「大変そうだな…」と真ん中で踊りながら思っていました。この4人が立ててくれている感じですね。
――MV撮影はどうでしたか?
上西星来 TPDのいつもの撮影とはまたガラッと違った雰囲気でした。ボールを投げ合ったり、わちゃわちゃしてカメラに向かってピースをしたりするというのが今までは無かったので、格好がいいTPDとはまた違う笑顔が多いMVが撮れたと思います。違う一面が見せられて嬉しかったです。
櫻井「“コメディアンっぽい”って言われる」
――皆さんそれぞれキャラクターがありますが、どのようなキャラ設定なのでしょうか?
櫻井紗季 私は“お金持ちの令嬢で天然ボケ”です。これ自分で言うのは嫌ですね(笑)。
――上西さんは?
上西星来 “優等生で生徒会長”的な感じです。
――ふだん眼鏡をかけているのですか?
上西星来 かけています。でも、こういう形の眼鏡はかけないですね。
――脇さんは?
脇あかり “文科系女子”です。絵を描いたり本を読んだりするイメージの大人しい感じです。
――高嶋さんは?
高嶋菜七 “あげぽよ系女子”です。
――あげぽよ?
高嶋菜七 ハッピーで天真爛漫な感じのギャルです。渋谷系女子です。
福島満子 イケてる方だよね。学内でも上の方です。
高嶋菜七 そうです、そうです。
櫻井紗季 一軍とか、そういう位置ですかね。
――各々のキャラ要素は、もともとの皆さんの中にはない?
高嶋菜七 ギャルではないですね。
――ギャルになってみたい願望はありますか?
高嶋菜七 ルーズソックスや“ガングロ”が流行った時期に、一時、それをやってみたいという気持ちはありました。
――脇さんは以前のインタビューで、作詞や作曲をしたいといったお話をされましたが、アーティスティックな願望はあるのでは?
脇あかり それも少しあるかもしれないです。本を読んだりするのも好きなので。
――高校時代はそういった感じでしたか?
脇あかり どっちかといったら文科系かもしれないです。
――皆さんのイメージと選ばれたキャラは遠からず、といった感じなのですね。上西さんは生徒会長などを実はやられていたという経験は?
上西星来 全くやっていないです。
櫻井紗季 想像が出来ない(笑)。
上西星来 小学校の時に担当の先生に「学級委員をやりなさい」と言われても断っていた方でした。
福島満子 先生からの指名で「やりなさい」と言われるという事は、先生からの評価は良いという事ですよね。
上西星来 そうですかね。小学校くらいまでは「やりなさい」と言われていましたね。
――生徒からの推薦というのはありますけど、先生からの推薦はなかなかないですよね。
上西星来 やれば良かったです(笑)。
――櫻井さんはお嬢様っぽい雰囲気ありますよね。
櫻井紗季 本当ですか? けっこう“コメディアンっぽい”って言われます。
――黄色い衣装なので「ゲッツ」のダンディ坂野さんじゃないですか?
櫻井紗季 あ、そのイメージなんだ! 絶対そうだ。Twitterのリプで漫才師さんの写真を皆さん送ってくれるんですけど、その中にいらっしゃいました。「ゲッツみたい」って(笑)。
――森田甘路さんは今回、女性教師の満子先生を演じていますが、森田さんご自身は女装願望があるのですか?
福島満子 ないですね(笑)。でも、この作品に携わって女装にハマる人の気持ちはちょっと解るなと思いました。
高嶋菜七 じゃあ、もうちょっとしたら、森田甘路さんと会った時にもしかしたら…。
福島満子 もしかしたらブラがちょっと透けて見えたりね。
櫻井紗季 ああああ…!
上西星来 どうしよう…。
高嶋菜七 ヤバい(笑)。
福島満子 実は水着の撮影をして日焼けをしたんですけど、“ブラ焼け”しちゃって。その状態で銭湯に行っちゃったりして。
櫻井紗季 ひゃあぁぁ〜!
福島満子 自分では全然気付かなかったんですよ。ブラ焼けに。昨日のダンスレッスンで上半身の服を脱いだら「ブラ焼けしてるよ?」と指摘されまして。「はずかしっ!」となって(笑)。「いや、コ、コ、コ、コレはアレだ! 違うんだ…!」って、もう言い訳すればするほど怪しくなって。
一同 はははは!
福島満子 「これはアレだ! そう、仕事なんだ!?」みたいな(笑)。
――女装は今回が初めてですか?
福島満子 いや、今までにも数回やっていますね。
――『でぶせん』での宣材写真などで見られる姿では胸の谷間も再現していますよね。
福島満子 これは描いてもらっているんですよ。今日のコレ(谷間をチラリ)もメイクさんに描いてもらっているんですけど。
――ちょっと目がいっちゃうんですが…。
福島満子 いっちゃいますよね。男の性(さが)ですよ。あと、ちょっとパットをブラの中に入れていますし…。(櫻井が満子の胸をつつく)
櫻井紗季 あ、ちょっと柔らかい。好きなんですよ、触るの(笑)。
福島満子 本物の胸ほど柔らかくない!
高嶋菜七 けっこうリアルな感じですね。
福島満子 ヌーブラを中に入れているんですよ。
生まれ変わったら男の人がいい
――でも面白そうですね。先ほども共感できる部分もあるとの事でしたので。逆に、TPDの皆さんは男装に興味はありますか?
高嶋菜七 生まれ変わったら男の人がいいです。
櫻井紗季 なってみたいというのはあるね。
高嶋菜七 今は女子でいいんですけど、男の人ってうらやましいなと思うんです。
――例えばどの辺ですか?
高嶋菜七 けっこうサバサバした感じがいいなって。
福島満子 性格?
高嶋菜七 何でも女子からガーっと行ったら引かれる世の中というのがあるじゃないですか? 私にはそういうイメージがありまして。あと、あまりメイクをしなくても良いというのと、髪の毛でごまかせるというのとか、男性になってやってみたい事が色々あるんです。
福島満子 でも菜七ちゃんってサバサバしているよね?
櫻井紗季 実際、菜七ちゃんはサバサバじゃないです。
――どういうイメージでしょうか、やはり天真爛漫?
上西星来 社交的。
高嶋菜七 そう。だから男性になりたいんです。
――確かにほとんどメイクをしなくてもよいという点はありそうですね。
高嶋菜七 みっちゃん先生は今回、メイクしてみてどうでした?
福島満子 このメンバーの中では一番の厚化粧ですよ、多分(笑)。だから女性はすごく苦労をしているんだなと思います。女装をした事で女性に優しく出来ますね。「朝こんなに時間かかるんだ」とか。「現場入りこんなに早いんだ」とか。僕、女優さんと同じ入り時間なんですよ。
――『でぶせん』の原作は読まれましたか?
櫻井紗季 読みました。パンチがありました。
――この『でぶせん』はもともと『サイコメトラーEIJI』の登場人物「福島満」からですよね?
福島満子 スピンオフなんです。『サイコメトラーEIJI』を読んでいた人間としては嬉しいですよね。作者さんからオファーを頂きまして。
――オファーの話が来た時はどんな気持ちでしたか?
福島満子 夢の様な。宝くじが当たった気分でした。「いいんですか? 僕で」みたいな感じで。
――演技をして苦労した点は?
福島満子 女性の声色でやるのは初めてだったので、その点は苦労しました。
――歌の中でも女性声で入っていますね。
福島満子 そうですね。あと、「福島満」の男性声バージョンも重ねたりして。
「私を好きになって下さい!」という感じで歌っています
――歌詞の世界観へのアプローチはどうでしたか?
高嶋菜七 この歌は、先生のお気に入り「エコひいき」になりたくてをアピールしている感じなんです。だから、みっちゃん先生に「私を好きになって下さい!」という感じで歌っています。
――学生時代には先生に対してそういった気持ちはありましたか?
櫻井紗季 そういうのはなかったですね。「先生! 先生!」と寄っていくようなタイプと私は真逆だったので、先生からの見られ方を気にしなさ過ぎでしたね。「気に入ってもらいたい」という気持ちが全然なかったんです。でも、気に入られた方が良いんでしょうね。
上西星来 私は中学生まで、そういうのが全くなかったんですけど、高校生になって「気に入られた方が成績は上がる」という事に気付いて(笑)。それで先生とコミュニケーションを取るようになりました。内申点がほしくて。
――先生とはどのようにコミュニケーションを取っていたのでしょうか?
上西星来 廊下ですれ違う時に無駄に話しかけたり。
福島満子 無駄に話しかける(笑)。
上西星来 全然用事はないけど「せんせぇ〜!」みたいな感じで。
――それで内申点アップ?
上西星来 アップしました。
櫻井紗季 先生、単純ですね(笑)。
福島満子 まあ先生も人間ですからね。
――満子先生は学生の頃どうでしたか?
福島満子 僕は先生から基本的に“ダメな子”というレッテルを貼られていたので。当時は失敗ばかりしていたので。
――脇さんは先生に気に入られたいという思いは?
脇あかり 気に入られたいという感情は全くなかったんですけど、色んな先生と話をしていました。授業が終わってもすぐ先生の所に行っていました。
――それは気に入られるんじゃないですか?
脇あかり ですよね。そんな感じだったんです。
高嶋菜七 そういう子いる!
――特定の好きな先生がいたりは?
脇あかり どの先生にもそんな感じでした。
――高嶋さんはいかがですか?
高嶋菜七 紗季と一緒で、先生に気に入られようとは思わなかったです。でも、何人かは自分に合う先生がいるんですよ。その先生とは自然と仲良くなって、いざという時は自然と先生が助けてくれましたね。だから自然と良い先生に出会えていたんだと思います。
――そういう縁は良いですよね。例えば、先生に気に入られようとアプローチしている人を傍から見ていて感じる事はありましたか?
高嶋菜七 「そういう子も居るな」と。自分とは対照的なんだな、という気持ちくらいで終わりましたね。けっこうグイグイといってる子もいるんですけど、「絶対、点数が欲しいんじゃん」みたいな。
上西星来 私は一人で先生にアプローチしていたのではなく、グループで攻めていたんですよ。
福島満子 先生を逃がさないように囲んでいたんだ(笑)。
櫻井紗季 絶対バレてるよ、それ(笑)。
21歳からがすごくリアルな世界な気がしている
――歌詞に「大人になりたくない」とありますが、10代の皆さんは大人になりたくないですか?
高嶋菜七 私は早く大人になりたいです。
――それは昔からそう思っていましたか?
高嶋菜七 自分で言うのも何ですけど、時と場合によりますね。都合の良い時は子供のままでいたいと思うし。大人から子供扱いされたら「いや、もう大人だし!」となりますし。
――脇さんは大人には?
脇あかり なりたいです。自分の力では出来ないか、親の力を借りないと出来ない事もあるから、早く大人になりたいと思います。
――自立したいという気持ちが?
脇あかり そうです。
――上西さんは先月20歳になりましたが、大人になられてどうですか?
上西星来 もう子供に戻りたいとは全く思わなくて、逆に何カ月前から早く大人になりたいなと思っていました。それは、10代の甘えを自分の中で捨てたくてしょうがなくて。それがあるが故に、自分に甘えたりする時があったので、それが早くなくなりたいと思いました。
福島満子 ストイックだ…。
――櫻井さんはいかがですか?
櫻井紗季 私は20歳で止まりたいですね。早く20歳になりたいという気持ちはあるんです。21歳からがすごくリアルな世界をみるような気がして。21歳からは20代前半とか後半とかは一切関係なく20代は20代で、その世代の皆さんとは変わらないと思うんです。だから、そこからは現実を見ていかないといけないのかなと思うんです。
――「20歳」と「21歳から」という感じは、確かにそういう部分もあるかもしれないですね。満子さんは20歳から10年経っていますが、戻りたいと思いますか?
福島満子 う〜ん…。このままの感じで戻りたいという事ですか?
櫻井紗季 そのままの姿で戻ったら大変です!(笑)
――当時のままの自分に戻るとしたら?
福島満子 う〜ん…。あんまり楽しくなかったんでね…。
――あまり振り返りたくない?
福島満子 闇が多かったので。いろいろと、こじらせていましたし。
――いわゆる“中二病”のような?
福島満子 そうです。だから今も精神的には14歳です。中学18年生ですよ。
――では逆に4人と話しが合うんじゃないですか?メンバーの皆さんとはどのような話をするのでしょうか?
高嶋菜七 他愛もない話ですよね。
福島満子 そう、自撮りの方法とか。何が流行っているの? とか。
櫻井紗季 MV撮影が終わって、次に会うまでけっこう日が空いた時に「いやー、みっちゃんに会いたいねえ」と4人で言っていたんですよ。
福島満子 本当!?
上西星来 本当ですよ、これ。
櫻井紗季 何かの時にふと星来ちゃんに「みっちゃんに会いたい〜」と言ったら星来ちゃんも「私もそれ今、思っていた!」って(笑)。ちょっと中毒性があるんですよ。
福島満子 中毒性とかあるの?(笑)嬉しいなそれは! こんなに想われているとは思わなかったです。
小西さんは女の子の気持ちを書くのがすごく上手い
――歌詞に出てくる「ナード」とは英語で“オタク”的な意味を持つスラングの「Nerd」ですか?
高嶋菜七 そうです。英語で“陰気な”とかそういう意味です。歌詞の<どんな王子も〜>の王子がピカピカの感じで、「ナード」は内気な感じで対照的なんです。
――その後に「トド」が出てくるというのも面白いですね。小西さんの作詞のセンスはやはりすごいですね。
福島満子 僕、ピチカート・ファイヴが好きだったので、これはすごく小西さん節が入っているなと思いました。言葉選びのセンスとか、歌詞がすごくいいんですよ。
――福島さんが特に気に入っている歌詞の部分は?
福島満子 この<センセイショナルな秘密が発覚>という部分、「発覚」とかちょっと堅苦しい単語が入る小西さんの感じ! これがたまらないです。あと、女の子の気持ちを書くのがすごく上手いんですよ。<どんなウワサも 女の子なら ひょんなことから キャッチしちゃうの>とか、こういうのがたまらんです! そういう所も注目して頂けたらと思います。
――今回のような異色のユニットであったりと、これまでとは違った挑戦をこれからもしていきたいという気持ちはありますか?
高嶋菜七 挑戦したいですね。こういういつもと違ったものをやった後に自分達の曲をやったら、また違った感想があったり、色んな発見があったりすると思うので。
――TPDの他のメンバーの皆さんは今回の「どるせん」を見てどんな感想を?
高嶋菜七 歌っていましたね。
櫻井紗季 「この曲好き!」と言ってくれました。
――それではこの曲を聴いて下さる皆さんにメッセージをお願いします。
高嶋菜七 「どるせん」という形でこの5人で新ユニットを組ませて頂いて、最初にアーティスト写真を見た時に「何だ、このユニットは!」と、引っかかるものがあると客観的にも感じたんです。なので、新しく見て下さる方にも、絶対1回はMVであったり、中身を掘り下げてみて欲しいなと思います。今回、こういったなかなか無いユニットを組ませて頂いて、これが次に繋がっていけるように頑張っていきたいので、是非たくさんの人にこの「センセイのお気に入り」を聴いて頂けたらと思います。
脇あかり アーティスト写真やジャケット写真で衣装など目を引かれる事があると思うんですけど、そういう面でも少しでも気になって頂きたいなと思います。曲調もすごく覚えやすいので、口ずさんで頂けたら嬉しいなと思います。
上西星来 歌詞の世界の事なんですが、<遅刻に早退 無断で欠席〜>という箇所は、学生の方は今の事なのでそんなに懐かしいと思う事はないと思うんですけど、学生を卒業して何年か経った方にこの歌詞を読んで頂けたら、懐かしいワードもたくさん入っているのでそういう所も楽しんで頂けたらと思います。自分が「センセイのお気に入り」になるにはどうすればいいのかなとか考えて聴いて頂けたらなと思います。
櫻井紗季 「センセイのお気に入り」のMV撮影でも本当に心から楽しめて、その楽しさが映像からも伝わると思います。この曲はすごくキャッチーなので、ドラマのエンディングで曲がかかった時に、一緒に歌ったり振り付けをしたりして楽しんでくれる方が増えてくれたらいいなと思います。いろんな世代の方に受け入れて頂けたらいいな。
福島満子 アーティスト写真の時点で、他に見ないようなユニットなので、まずは初めて見る方も楽しめますし、TPDを知っているファンの方もメンバーの新しい表情が見られるという所もあります。そんな意外性も楽しんでほしいなと思います。歌詞もすごく意外な感じで、ピチカート・ファイヴを知っている世代は“小西節”を楽しめます。老若男女問わず楽しめる楽曲になっておりますので、皆さん楽しんで頂けたらと思います。
(取材・村上順一/撮影・冨田味我)
作品情報
どるせん from TPD デビューシングル「センセイのお気に入り」
9月21日発売
Huluオリジナルドラマ「でぶせん」主題歌
通常盤(CD)ESCL-4708/1111円+tax
<CD>
1.センセイのお気に入り(作詞・作曲・編曲:小西康陽)
2.TPDのお気に入り(ハートマーク)メガミックス by DJ和
3.センセイのお気に入り (KARAOKE)
<封入特典(初回仕様分)>
お気に入りアナザージャケット写真(全10種のうち1枚をランダム封入)
MVどるせん from TPD「センセイのお気に入り」
ライブ情報
<東京パフォーマンスドール ダンスサミット DREAM CRUSADERS東名阪ツアー>
11月3日(木・祝)梅田クラブクアトロ
11月6日(日)新宿BLAZE
11月13日(日)ボトムライン(名古屋)
開場16:15/開演17:00
チケット代4500円(税込)
席種 オールスタンディング
<東京パフォーマンスドール ダンスサミット“DREAM CRUSADERS”>
2017年1月14日(土)TSUTAYA O-EAST(東京)
2017年2月26日(日)恵比寿リキッドルーム(東京)
2017年3月26日(日)中野サンプラザ(東京)