取材会に出席したSCANDALのRINA(撮影・長澤智典)

取材会に出席したSCANDALのRINA(撮影・長澤智典)

取材会に出席したSCANDALのRINA(撮影・長澤智典)

 SCANDALのドラム・RINAが16日、都内でおこなわれた、自身初のスタイルブック『It’s me RINA』(主婦の友社)の出版記念イベントに出席。囲み取材では「ドラマーなのでスタイルブックとは無縁のポジションにいると思っていた。こういうチャンスをいただけたことにすごく喜びを覚えた」と語った。

 ファッションセンスに長けているRINAは、昨年から雑誌「S Cawaii!」でファッションに絡んだ連載をおこなってきた。同スタイルブックでは、アーティストRINAとは異なる、彼女自身のライフスタイルにフォーカス。“ヴィンテージファッション”が大好きというRINAならではの撮りおろしカットのほか、幼少期の写真、ロングインタビューなどが掲載されている。

発売日の翌日となったこの日、福家書店新宿サブナード店で『「SCANDAL RINA Style Book It’s me RINA」出版記念イベント~商品お渡し&握手会~』が開かれた。

 本のテーマに据えたのが、RINAの大好きな「ビンテージ」という理由から、この日も全身を黒でコーディネイトしたシックなビンテージ服姿で登場。しかも、これはRINAの私服。全体的にレトロなコーディネイトが好きなこともあり、この日のへアスタイルにも、古着屋で買ったスカーフを巻いてお洒落さを彩っていた。

 本の発売について「決まったときはすごく嬉しかったですね。雑誌『S cawaii』さんで短期連載していたことが、今回の本の話に繋がりました。私自身ドラマーなのでスタイルブックとは無縁のポジションにいると思っていたんですけど。私にもこういうチャンスをいただけたことにすごく喜びを覚えたし、驚きながらも、とってもワクワクして制作に挑みました」と答えてくれた。

 スタイルブック『It’s me RINA』の中身についても、「ビンテージをテーマにしています。私は音楽を制作するときに映画や写真、趣味のカメラからインスピレーションを受けては、すべてを音楽に落とし込んでいます。その元をギュッと詰め込んでいます」と返答。

 とくにお気に入りは映画『LEON』のヒロインとして登場したマチルダに成りきって、映画の雰囲気をファッションに落とし込んだページだという。

INAが「ビンテージ」を好きになったのが、60年代ヨーロッパの古い映画を観て影響を受けたことから。普段のファッションでも、60年代のヨーロッパで流行った洋服を着たいと思ったことから古着にのめり込むようになったという。

 「古着と新しい服をミックスしたり、古着だけでも今の時代に格好よく映るようにコーディネイトするのが好き」とも語っている。そんな彼女は、世界ツアーでロンドン公演をおこなったとき、現地のビンテージショップに訪れたことを小媒体のインタビューで語っている。

 この本について、SCANDALのメンバーたちは「RINAが好きなことをやっている姿を観るのが嬉しい」と言葉を寄せてくれたようだ。

 RINAの誕生日は8月21日。この日はSCANDALの結成日であり、今年の8月21日はSCANDAL結成10周年日ということから、同日に地元・大阪で、主催の野外フェスティバルを開催することも決まっている。

 みずからの誕生日と10周年についても、RINAは「結成日に誕生日を迎えることで、しかもバンド結成10周年に結成の地で野外ライブを行えるのが嬉しいです。中学3年生15歳の8月21日からバンドもドラムも始めたように、バンドもドラムも10年続けています」と語っていた。

最後に、「とびきりキュートで面白い、男女共に楽しんでもらえるスタイルブックが出来ました。好きなページをSNSなどを通して私に伝えてください。この本をきっかけにSCANDALのライブにも足を運んでくれたらすごく嬉しいです」と答えた。(取材・長澤智典)

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