真剣な表情でアフレコに挑む数原龍友(取材・小池直也)

GENERATIONS数原龍友が声優業に意欲[1]

真剣な表情でアフレコに挑む数原龍友(取材・小池直也)

 GENERATIONS from EXILE TRIBEのボーカル、数原龍友(りゅうと=23)が19日、都内で、海外ドラマ『レジェンド・オブ・トゥモロー<ファーストシーズン>』の日本語吹き替え公開アフレコに臨んだ。初挑戦の声優。「声がコンプレックスだった」と語っていたが、活動していくなかで克服。今後の声優業にも意欲をみせた。

 この作品は、DCコミックスのヒーローたちが集結し、次元を超えて悪と戦う超大作アクションドラマ。米国でも大人気で既に今秋シーズン2の放送が決定している。日本では、数原が初めて日本語吹き替えに挑戦するということは前々から話題になっていた。

 GENERATIONSのメンバーの中でも自他ともに認めるアメコミファンだという数原。今回の収録に当たりメンバーからも「背中を押してくれるような“頑張ってね”という声をかけてもらいました」と温かい声援をもらったことを明かした。

 今回、彼が演じるのは自身のイメージとは真逆の悪役。「世の中を悪に染めているリーダー格の悪役を演じさせていただきます。かなり大役だなと思います」と緊張交じりに話していた。

 演じるに当たっては「声を使う仕事だったのでレコーディングと同様に喉のケアを怠らない様にしたのももちろんなんですけども。今まで観ていた映画とかを吹き替えで見直して、自分なりにできる勉強はしてきました」と努力家な一面も垣間見せた。

 スタッフからの評判も上々で、公開アフレコの前におこなわれた収録では、予定されていた時間の半分で見事にこなしたそうだ。

 そして迎えた、この日の公開アフレコでは、真剣な眼差しで熱演。悪役とあって表情には時折悪そうな顔が混ざる。短い時間ではあったが、役に入り込んでいるといった様子。他作品を見直して演技を分析した結果も出ているようで、初めてとは思えない演技ぶりを見せた。

GENERATIONS数原龍友が声優業に意欲[2]

感想を語った数原龍友(取材・小池直也)

 その後の囲み取材では「初めての事だったので難しい部分もあったんですけど、新人の気持ちで取り組ませていただきました。最初にしては頑張った方じゃないかな」と語った。数原はアフレコに挑む前は自身の評価を「50点」としていたが、本番の強さを発揮して自身が認める出来になったようだ。

 アフレコを終えての発見としては「怒鳴るのに近いくらい声を張るんだなっていう印象を受けました。こんなに皆さん大きな声で録られているものなんだなと驚きましたね」とした。

 また悪役を演じることとかけて、最近した一番悪い事は何かという質問には「ゴキブリの小さいフィギュアをGENERATIONのアランのヘッドフォンのケースに忍び込ませたことですね。翌日くらいに凄い怒ってました」と自身イタズラ話を披露。会場には笑いが漏れた。

 歌と声優のどちらが楽しいかを問われると「GENERATIONSのお仕事が一番楽しいんですけど、その活動があったからこそ今日この声優という仕事もできたので繋がっていると思います。これからどんどん声優だけじゃなくて色々挑戦していこうというきっかけにもなりました」と頼もしいコメント。

 さらに「もともと声がコンプレックスだったですけど、活動をしていく上で『話している声が特徴的だね』って言われる事も増えたので、いつかはナレーションとか声優の仕事をしたいなと思っていました。そして今回声優のお仕事をさせていただいたので、次はドキュメンタリー番組のナレーションとかにも挑戦できたらと思います」とまだまだ向上意欲が収まらない様子だった。(取材・小池直也)

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