氷室京介が23日、京セラドーム大阪で、4大ドームツアー『KYOSUKE HIMURO LAST GIGS』をスタートさせた。同ツアーをもってライブ活動を休止する氷室は、この日を皮切りに、名古屋、福岡、そして東京と全7公演をおこなう。初日の大阪では、ファイナルコンサートの幕開けならではのソロ、そしてBOΦWY時代の楽曲を織り交ぜた豪華セットリストで3万6000人超の観客を魅了した。

 今回のツアーは、2014年7月に開催された横浜スタジアムでの全国ツアー『25th Anniversary TOUR GREATEST ANTHOLOGY -NAKED- FINAL DESTINATION』ファイナル公演で、氷室が再演を誓って実現したもの。当初はこの公演をもってライブ活動を休止する予定だったが、悪天候による一時中断や骨折を抱えてのパフォーマンスでは満足がいかないとして、氷室が「リベンジをどこかで」と語っていた。

 ファイナルコンサートの初日となったこの日の大阪公演は、ソロ楽曲やBOΦWY時代の楽曲を織り交ぜての内容。豪華な楽曲展開に度肝を抜かれたファンはのっけからフルスロットル。また、ソロ楽曲では、アレンジを大胆に変えた名曲も披露。信頼を寄せるサポートミュージシャン、西山史晃(Ba)、DAITA(G)、YT(G)、Charlie Paxson(Dr)、大島俊一(Key)、TESSEI(Manipulator)のもと、ファンからリクエストされた楽曲を中心に本編25曲を、MC挟まずにノンストップで歌い届けた。

 また、MCでは「こんなにたくさん集まってくれて感謝しています」と謝辞を述べた。直接の活動休止要因となった不調の左耳にはめたイヤモニを、何度も左手中指で力強く押し付ける仕草もあったが、その表情には一寸の曇りはなく終始、笑顔。ファンとの再会を喜ぶその表情からは希望さえ感じられた。

 なお、同ツアーは以下の日程でおこなわれる。(取材・木村陽仁、村上順一)

KYOSUKE HIMURO LAST GIGS

4月23日(土)・24日(日)京セラドーム大阪
4月29日(金・祝)ナゴヤドーム
5月14日(土)福岡ヤフオク!ドーム
5月21日(土)・22日(日)・23日(月)東京ドーム

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