対談の様子(撮影・村上順一)

対談の様子(撮影・村上順一)

 奄美大島在住2人組ボーカルユニットのカサリンチュが20日、都内で、マンガ『宇宙兄弟』の作者である小山宙哉さんと対談に臨んだ。インフルエンザのためタツヒロは欠席。コウスケのみの出席となったが、アニメ「宇宙兄弟」のエンディングテーマに起用された「New World」も熱唱。「熱い気持ちで歌わせていただきました」と想いを伝えた。

 イベントは、小山宙哉さんのファンクラブ「コヤチュー部」の設立1周年を記念し、「小山宙哉ファンクラブ “コヤチュー部” 設立1周年記念&宇宙兄弟28巻発売直前!『小山宙哉×カサリンチュ スペシャルトーク&ライブイベント』」と銘を打って、小山宙哉×カサリンチュのスペシャルトーク&ライブとして開催。

 「伊東せりかナイト」と題して、宇宙兄弟27巻の主役である「伊東せりか」というキャラクターを、「宇宙兄弟」初代編集担当の佐渡島庸平さんとカサリンチュのコウスケが、小山宙哉さんと掘り下げた。この日は小山宙哉公式限定の宇宙兄弟CD(27巻せりかテーマソング)&豪華版ライナーノーツ購入者の中から抽選で選ばれた宇宙兄弟ファン200人が観覧した。

 カサリンチュ2人で出席の予定だったが、タツヒロ(ボーカル、アコースティックギター)がインフルエンザにかかり、急きょ欠席。コウスケ(ヒューマンビートボックス、ボーカル、アコースティックギター)のみで出席した。コウスケは、アニメ「宇宙兄弟」のエンディングテーマ「New World」を1人で歌い上げると、相方欠席の“緊急事態”に「2時間ずっと『New World』を練習した」と緊張していた様子を明かした。

新曲を初披露したカサリンチュのコウスケ(撮影・村上順一)

新曲を初披露したカサリンチュのコウスケ(撮影・村上順一)

 トークコーナーでは『宇宙兄弟』の作者である小山宙哉さんとコウスケで、登場キャラクターである伊東せりかの好きなシーンや、小山さんがカサリンチュの曲で好きな曲、さらにカサリンチュが伊東せりかをテーマに書き下ろした「宇宙兄弟」27巻公式ソング『あと一歩』の制作話などで盛り上がった。

 コウスケは、楽曲制作時のエピソードとして「27巻を何度も読んだ。内容を全部書かないように気をつけた」と述べ、欠席のタツヒロはメッセージで「宇宙兄弟を読んでいない人にも伝わるように曲を書いた」と裏側を語った。

 また、イベントでは「宇宙兄弟×カサリンチュ」プロジェクトとして、『あと一歩』のミュージックビデオ企画を発表。200人の観客と共に、小山さんとカサリンチュにもビデオコンテを初公開した。このミュージックビデオ企画は一般の人も参加できる企画となっていて、参加者の募集方法も伝えられると会場からは嬉しい声が上がった。

 最後に、27巻公式ソング『あと一歩』をタツヒロの歌が入ったカラオケと共に、コウスケが宇宙まで届きそうな、ストレートな歌声で気持ちを込めて熱唱。歌唱後は「熱い気持ちで歌わせていただきました」と初披露の気持ちを伝えた。カサリンチュは5月18日のニューアルバム『カサリズム3』のリリース日に、種子島で開催予定の『宇宙に一番近い島:種子島』のスペシャルライブを開催することも報告した。

 なお、この模様は「LINE LIVE」でも配信され、4万5千人が視聴した。(取材・村上順一)

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