矢口真里、出演CM放送中止に “不倫騒動”ネタに賛否両論
元モーニング娘。の矢口真里が不倫騒動以来、初めて出演したテレビCMが放送中止になった。不倫騒動をネタにしたと思われる内容に視聴者から不快感を示す声が挙がったためだ。ただ、放送中止になったことについて、ネットでは「クレームは行き過ぎ」「もっとおおらかな世間でありたい」といった疑問の声や、「紙一重」との声も挙がり賛否を呼んでいる。
矢口の新CMは3月30日から放送がスタート。矢口のほか、タレントのビートたけし、作曲家の新垣隆、歌手の小林幸子、動物研究科の畑正憲さんも出演。たけしが学長を務める架空の大学を舞台に、矢口らが教員として登場している。
CMの中で、矢口は「二兎(にと)追う者は一兎も得ず」などと発言していたが、これを観た視聴者から「不倫を想起させる」などの趣旨で批判が殺到。食品会社は今月8日になり、「ご不快を感じさせる表現がありましたことを、深くお詫び申し上げます」などとホームページに謝罪文を掲載し、放送を中止した。
この事態を受けて、ネット上では様々な意見が書き込まれ、特に放送中止になったことに対する疑問の声が多く寄せられた。ツイッター上には、「なんでこれが大批判になるんかよくわからん」「えぇ…面白いCMだと思ったのにクレームとか引くわ」「名作だと思うんだけどな。凄いメッセージ色があって」などとCM自体を評価し、放送中止になったことを嘆くコメントであふれた。
さらに、「この国はつまらん社会になったな」「もっとおおらかな世間でありたい」「なんか清廉潔白なのがイイって風潮がねぇ」「日本は『失敗・やり直しを許さない国』であり『一億総集団暴行社会』なのだなと認識させられた」などと現代社会の一つの閉塞感を表しているとの指摘も見られる。
また、年明けから続いている「不倫」に関する報道を踏まえつつ、矢口が「復帰後も他人の不倫や浮気ネタに乗っかって発言すること、浮気はバレなければOKだと開き直ってる感じが総スカン食ってる」と、矢口がテレビなどで見せる姿を冷静に捉え、放送中止の原因を読み解く声も挙がった。
今回のCMや放送中止に関しては様々な賛否の声が飛び交っているが、「インパクトのあるCMと不謹慎(不快?)なCMは紙一重だなぁと思った。当たり障りのないCMじゃ売れないもんね」と分析するコメントもあり、商品をヒットさせるための広告のあり方について考える向きもあるようだ。
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