訃報
英キーボーディストのキース・エマーソンさん死去、来日叶わず
英のキーボーディスト、キース・エマーソンさん(71)が10日、米ロサンゼルス近郊の自宅で亡くなった。死因は不明。米メディア、TMZは自死の可能性を示唆している。
所属していた英バンド、エマーソン・レイク・アンド・パーマー(ELP)のFacebookで公表された。
キース・エマーソンさんは70年代前半にELPのキーボーディストとして活躍。鍵盤をナイフで叩き、オルガンを逆さにして演奏するなどの奇抜なパフォーマンスで脚光を浴びた。当時、開発されて間も無いシンセサイザー(モーグ・シンセサイザー)を、ロックにいち早く取り入れた功績は大きい。
また、キース・エマーソンさんは、2011年3月11日の東日本大震災の被災者に捧げる曲として「The Land Of Rising Sun」(日出ずる国へ)を、メッセージ(字幕)と共にYouTubeで公開していた。
4月には来日公演も予定されていたが、叶わなかった。日本の音楽プロデューサーの浅倉大介や、ベーシスト・音楽プロデューサーの亀田誠治などもTwitterで「信じられない…」「さびしくなるね…」と突然の訃報に驚いていた。