Kiroroが親友とのサプライズ再会に涙

涙するKiroro(撮影・桂 伸也)

 22日、東京にて映画『アーロと少年』の公開に先駆けて、映画にちなんだ「友情の日」イベントが開催され、作品の日本語版の主題歌を歌うKiroroの金城綾乃と玉城千春の2人が登場。古くからの親友である振付師の新垣寿子さんがサプライズで姿をみせると、突然の再会に涙を流す場面もあった。

 この日は「世界友情の日・国際友愛の日」。その由来は、「健やかな子どもを育成する」という世界的な社会教育運動とされるボーイスカウトの創設者・ベーデン・パウエル卿夫妻の誕生日にちなみ、制定されたという。

 長い間、Kiroroとして2人で活動してきた間に、支えられたと思うことを「私は思い立ったらすぐ行動と、すぐ走り出す正確なので、壁にぶつかったり落ち込んだりすることも多いんですが、綾(金城)が隣でいつも笑顔でいてくれ、『大丈夫だよ、チハ(玉城)、とても素敵だよ!』って、慰めてくれるんですよ。それが嬉しくて。綾がいてくれることで自分を肯定できるので、それがとても素敵だと思います」と、金城が大きな支えになっていることに改めて感謝の言葉をコメント。

 対して金城は「千春の強い思いが、メロディとなり曲となるので、千春の感覚に寄り添って、その思いを共有できることができて幸せだということを常に思っていますし、(私は千春の)一人のファンとして、長く一緒にいられることを光栄に思っています」と、玉城と寄り添ってKiroroとしての活躍を続けてこられたことを幸せに感じている様子を語った。

 また、この日は「友情の日」イベントにちなんだサプライズゲストとして、SKE48の振付などを担当している振付師の新垣寿子さんが登場。新垣と玉城は幼馴染、金城とは東京に来るようになってからの友人であり、その登場に金城は「すごいビックリだよ!」と驚きのコメント。対して玉城は久々の再会に目頭を熱くさせ、「ちょっとぉ!せっかく化粧してもらったのに…」と語りながらも、喜びをあらわに。それにつられて金城も目を泣き腫らしていた。

 本作は恐竜と少年の出会いを中心に、壮大なスケールで描かれたディズニー/ピクサーのアニメーション。絶滅を免れて生き延びたた恐竜たちが高度な文明を築いた地球を舞台に、恐竜と少年を待ち受ける様々なハプニングを繰り広げる大冒険を描く。

 今回日本語版の挿入歌としてKiroroが歌う「Best Friend ~Mother Earth Version~」は、15年前に発表された楽曲の再録版。今回このオファーを受けた際、金城は「本当にビックリしましたね」と驚いた経緯をコメント。また今回再録となった感想を、玉城は「15年前に千春が作った歌なんですけど、またこんな風に世の中に出させていただけるなんて、本当に驚きでした」と語る玉城。

 当時を「あの時は私が喉を痛めていて、歌うことが怖かったし、ステージに立つのも怖かった時期に、いつも支えてくれて、いつも笑顔でいてくれた綾に、感謝の気持ちを込めて作った歌だったんです」と振り返りながら「映画の中で『怖いものを乗り越えた先に見える景色があるんだよ』という台詞が出てくるんですが、きっと私たちも乗り越えて、きれいな景色を見れているんじゃないかと思っています」」と現在の心境を語った。(取材・桂 伸也)

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