金爆・喜矢武豊、西岡徳馬から吸収したものは「下ネタ」
囲み取材に応じた金爆・喜矢武豊(撮影・桂 伸也)
ゴールデンボンバーの喜矢武豊が16日、東京・渋谷のAiiA 2.5 Theater Tokyoで、自身主演の舞台『GOKU』が開幕。あわせて喜矢武は共演の西岡徳馬、大沢逸美、佐々木喜英、月船さらら、土屋佑壱、みのすけらとともに囲み取材に応じた。
本作は、漫画家・手塚治虫の作品『ぼくの孫悟空』を原作として新たに作り上げられた舞台作品。喜矢武にとって、昨年の『ふしぎ遊戯』に続いて2度目の出演、主演作となる。孫悟空を演じる喜矢武は「サルになりきろうと、1カ月くらい日光猿軍団に入団して…んなわけないでしょ!?」とジョークを飛ばす。
一方で「最初『孫悟空』って何だろう?って思いながら、とにかく元気に猿になりきろうと思っていたんです。でも、途中からみのすけさんが『ゴールデンボンバーの喜矢武でいいんじゃないか? 自分のキャラを出した方が、この舞台もよくなる』とおっしゃっていただきました。だから最近は本当に普段のライブみたいに楽しんでやっています」と語り、伸び伸びと演技している様子を見せていた。
そんな喜矢武に対して西岡は「本当に猿に見えたんだよ」と突っ込み。それに対して喜矢武は「いや、ほめてるんだか馬鹿にしているんだか・・・」と返答、現場の雰囲気のよさをうかがわせた。そんな西岡より喜矢武が教わったものは?との質問に「基本は下ネタ。僕の記憶では、稽古場からけっこう下ネタ連発でしたけど」と突っ込みながら「徳馬さんは、ご自身の出ておられないところから見ていただいて、細かいアドバイスをいただけたんです。だからすごく助かりましたね」と、共演によって多くのものを得た様子を語る。
さらに土屋演じる沙悟浄の、首に掛けられた骸骨の首輪に「人間のものにしては小さいよね」とさらに突っ込み。大沢からは「20年ぶりに殺陣をやったんですけど、喜矢武さんに『運動神経、鈍いですね』とか言われて・・・」と明かされ、ゴールデンボンバーのキャラらしい、ところかまわず突っ込む場面が現場でも見られた様子をうかがわせた。
反して、みのすけは「喜矢武くんは本当に運動神経がよくて、吸収するのが速いんです。まだ舞台は二回目だというのに、舞台の芝居の中で、稽古の初めのころから吸収スピードが速くて、本当にすばらしいと思いましたね」と喜矢武を絶賛。さらに月船も「『ゴールデンボンバーの喜矢武豊さんだから』という作品になっていると思う。それに感化されて、面白いキャラクターが日に日に出来上がってきていました」と作品全体を含めた評価をコメントした。(取材・桂 伸也)