B’z松本がグラミー賞振り返る【1】

左から松本孝弘、ジョン・カビラ、ホラン千秋(Getty Images)

 B’zの松本孝弘が日本時間16日、『第58回グラミー賞授賞式』の模様を生中継するWOWOW特設スタジオにゲスト出演。2011年の『第53回グラミー賞授賞式』で、「最優秀 ポップ・インストゥルメンタル・アルバム」を受賞する快挙を遂げたグラミー・ウィナーの松本。そのとき以来の番組出演で、グラミー賞に対する自身の思いを存分に語った。この模様は16日夜10時からもWOWOWで字幕版が放送される。

 松本は2011年の受賞当時を振り返りコメントを発表している。「ノミネートされた時は、当時ちょうど東京でレコーディング中でLAにいるスタッフから連絡があって知りました。受賞した瞬間は、言葉にはできないですね。あの時自分が見た風景は鮮明に覚えています」とし、続けて「確かアルバムのタイトル『TAKE YOUR PICK』と呼ばれたのが聞こえて、『あれ?もしかしていけたのかな』とステージの方を見て思いました。かなり後方にいたので、急き立てられてステージに向かったのを覚えています」と発表の瞬間を思い出している。

 さらに、「グラムフォンは意外に重かったです。自分の中ではやはり音楽家として、グラミー賞は大きな目標の1つでした。燃え尽きるかと思っていたんですが、人間って欲深いもので、さらに さらに高みをと思いました。受賞の時、B’zのレコーディングでLAに来ていた稲葉君に会った時はハグをしましたね。ノミネーションの時は、『You′re my hero!』と言ってくれたんですよ」とB'z稲葉浩志から祝福を受けたことをコメントしている。

B’z松本がグラミー賞振り返る【2】

左からジョニー・デップ、松本孝弘、ジョー・ペリー(エアロスミスG.)、(写真・Getty Images)

 そして、クラシック部門 最優秀オペラ・レコーディングで小澤征爾が指揮した2013年のサイトウ・キネン・オーケストラ演奏の「Ravel: L‘Enfant Et Les Sortileges; Sheherazade(ラヴェル:「こどもと魔法」)」が受賞したことにも言及。

 松本は「小澤征爾さん受賞おめでとうございます。素晴らしいですよね。今回のグラミー賞では、ハリウッド・ヴァンパイアやアラバマ・シェイクスに注目してます。バンドもそうですし、個人としてはインストゥルメンタルも突き詰めいていきたいです」と世界の音楽シーンに感化される心境を寄せている。

 また、番組の最後には、松本の新作が4月にリリース、そのアルバムタイトルが『enigma』に決定したことを初公表した。松本はコメントで、「制作中は、音楽家として、人としてもキャリアを積んできて、自分自身人として賢くなったのか、ちゃんとした大人になっているかと自問自答してたんです」と制作秘話を明かした。

 そして、「それでも答えはまだ出ていないのですが。メロディックでドラマティックなアルバムなのでぜひ聞いていただいて、今回は日本武道館や大阪城ホールのような大きなホールでもライブをお こなうので、楽しみにしてほしいですね」とファンにメッセージを届けている。

 『第58回グラミー賞授賞式』の模様は2月16日午後10時からWOWOWライブで放送。放送終了後はWOWOWメンバーズオンデマンドで見逃し配信される。また、3月20日午後7時30分からWOWOWライブでリピート放送が実施される。

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