miwaがプラネタリウム体感(1)

幻想的な空間に笑顔のmiwa(撮影・木村陽仁)

 シンガーソングライターのmiwaが17日、東京・銀座で行われた『ソニー サウンドプラネタリウム』プレス向け先行試写イベントに出席。ハイレゾ楽曲が流れるプラネタリウムの幻想的な空間を体感し「私のライブに取り入れたい」と笑顔で語った。

 このサウンドプラネタリウムは、プラネタリウム「MEGASTAR」と高音質技術「ハイレゾソリューション・オーディオ」いわゆる「ハイレゾ」を融合させたもので、絶景地としても知られる天空の鏡・ウユニ塩湖の星空をイメージした映像をハイレゾ楽曲をBGMに映し出す。

 BGMには、miwaとマイケル・ジャクソンさん、マライア・キャリー、JUJUの全6曲が使われ、イベント期間を前半と後半に分けて、3曲ずつ異なる楽曲を流す予定だ。

 この日は、miwaと、プラネタリウムの製作と監修を務めた大平貴之さんが出席。壁面や天井いっぱいに流れる星空、それを反射して床にも映し出す“星影”の幻想的な空間に、miwaは「ライブに取り入れたい」と満面の笑みで感想を述べると、製作・監修を務めた大平さんも「ぜひやりましょう」と乗り気。

 miwaは、今年行われた横浜アリーナ公演でもステージ後ろに設置された巨大スクリーンに星空や月を映し出す演出もしているが、プラネタリウムとのコラボは今回が初めて。「星も好きで、プラネタリウムも大好き。人生で一度は行ってみたいと思っていたウユニ塩湖もこの映像で体験できて、色んな夢が叶った」と喜び、「3D眼鏡をかけてみているような感覚だった。天井が動いているような錯覚もあって、アトラクションを体感しているような感じでした」と目を輝かせた。

 このプラネタリウムに映し出される星は1000万個だが、大平さんは「床に反射しているので1200万個になっていると思う」と語ると「プラネタリウムは自然の星を忠実に再現するもの。映像や音楽はやらない演出で、科学的な映像は天文とは違いますが、逆にそれが新鮮で、人間の営みの尊さを自覚しても良いのではないかと思う。人間の感性が星空に加わったものを作品として感じ取って欲しい。自然と人間の叡智の両方の素晴らしさを」と述べた。

 また、miwaはこのシステムでナビゲーターを務めている。NHK Eテレ『オンマイウエェイ」でも経験を積んでいるが、「それよりも大人の雰囲気が出るように、低いトーンで落ち着きのある声で取り組んでみました」と明かした。

 更に、自身の楽曲「あなたがここにいて抱きしめることができるなら」が、マライア・キャリーの「Without You」と、マイケル・ジャクソンさんの「Man in the Mirror」と並んで流れていることに「とても光栄」と恐縮しがちな表情で述べ、「音楽は普段、小さい音で聴いているけど、小さいと聴こえない音が出てくる。でも、ハイレゾだと小さい音でも、ボーカルやギターなど色んな音が分離して聴こえる。それが気に入っていて。私の楽曲もハイレゾでも提供していきたい」と述べた。

 更に、「大切な人と聴いて欲しい。ハイレゾの音源をこの空間で体感してほしいし、普段はおうちや通学、通勤で聴いている方も、この非日常の空間を楽しんで頂くのもいいと思います。楽しんでほしい」とアピールした。

 このイベントは12月18日から来年2月14日まで、東京・銀座のソニービル8階・コミュニケーションゾーン・OPUS(オーパス)で上映される。入場は無料。(取材・木村陽仁)

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