音楽
松任谷由実、27年ぶり「瞳を閉じて」“生まれ故郷”訪問で涙
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番組のワンシーン(長崎・奈留島)
シンガーソングライターの松任谷由実の特集番組が、19日放送のNHK総合テレビ『SONGSスペシャル』(よる10時)で放送される。
松任谷由実は、11月に公開された映画『リトルプリンス 星の王子さまと私』の日本語吹替版主題歌の作曲を依頼されている。
番組では、曲作りのヒントを探し求めて「星の王子さま」の作者、サン=テグジュペリの故郷、フランス・リヨンを訪れる。
『星の王子さま』は、1943年に出版されて以来、270以上の言語・方言に訳され、1億4500万部以上を売り上げてきたサン=テグジュペリ不朽の名作。
松任谷由実は、中学生のころにこの作品を初めて読んだといい、“大切なものは目に見えない…”子供向けの作品でありながらも人間の根源的なテーマを描いた同作の世界に触れ、深い感銘を受け、「やさしさに包まれたなら」や「ひこうき雲」など自身の原点・荒井由実時代に作曲した作品へ思いをはせる。
荒井由実時代に作曲した名曲「瞳を閉じて」(1974 アルバム「MISSLIM」に収録)。この曲はそもそも41年前、長崎・奈留島に暮らすある少女がラジオ番組に「私の学校の校歌を作ってください」という依頼を受けて作ったもの。
少女が通っていた長崎県立奈留高校は今年創立50周年を迎え、松任谷由実は27年ぶりに奈留島を訪れる。「瞳を閉じて」は今でも奈留島の愛唱歌として歌われ、子供たちはこの曲をとても大切に歌い継いでいる。自ら作った歌が40年以上に渡って島の人にずっと愛され続けている事を目の当りした松任谷由実は思わず感動の涙があふれてしまう。
番組では、フランス・リヨンそして長崎・奈留島、2つの心の旅を通じてユーミンの知られざる創作の原点に迫る。
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