松田聖子、Ｈジャックマンから無茶ぶり　生歌披露も

　歌手の松田聖子が１日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われた映画『PAN ～ネバーランド、夢のはじまり～』（10月31日公開）のジャパンプレミアに出席した。松田は日本語吹替版の主題歌を担当。この日、来日したヒュー・ジャックマンから「映画に貢献してくれてありがとう」と感謝の言葉を送られた。

　映画は「ハリー・ポッター」のワーナー・ブラザーズが手掛けるファンタジー作品。全く新しい、完全なオリジナル作品として描かれる実写版の「ピーターパン」で、ピーターパンがどの様にピーターパンになったのか、という“エピソード０”が明かされる。

　あいにくの雨となったこの日、会場には待ちわびていた650人のファンと70人以上の報道陣が詰めかけた。レッドカーペットに登場したのは、叶恭子や松田聖子。海外からもピーター役のリーヴァイ・ミラー、黒ひげ役のヒュー・ジャックマン、監督のジョー・ライト氏らが姿を見せた。

　各ゲストが登場が報告され、スクリーンにその姿が映し出される度に会場から狂喜ともいえる歓声がとどろいた。ファングリーティングの時間も設けられ、出演者とゲストが直接ふれ合っていたが、会場は写真を撮りたいファンで揉みくちゃになる事態にもなった。

　松田は「私も見て、とても素晴らしい映画ですので皆様も見てください」と挨拶。あまりの感動に涙したことも明かした。「映画に貢献してくれてありがとう」とヒューからも感謝の言葉が贈られていた。

　ピーターパンを演じたリーヴァイはこの役を演じたことについて「とてもファンタスティックな体験」とコメント。また、前日誕生日を迎えた彼に、ヒューがハッピーバースデイを歌唱。更に、松田に「歌ってもらおう」と無茶ぶりして促すと、松田は予定になかった生歌を披露した。

　そうしたサプライズにリーヴァイは「ラブリー！」と目を潤ませる場面も。会場は大いに盛り上がっていた。　　【取材・小池直也】